行橋市議会 > 2000-06-20 >
06月20日-03号

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  1. 行橋市議会 2000-06-20
    06月20日-03号


    取得元: 行橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-13
    平成12年 6月 定例会(第2回)          平成12年6月第2回行橋市議会            定例会会議録(第3日)1 日  時  平成12年6月20日(火) 午前10時1 出席議員  別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員      議会事務局  局     長  浜 島  孝 則             次長兼庶務係長  光 畑  真哲士                議事係長  松 本  英 樹                書  記  米 谷  友 宏                書  記  橋 本    明 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員        別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果        別紙のとおり1 議事の経過        別紙速記録のとおり                              平成12年6月第2回行橋市議会定例会議員出席表                             平成12年6月20日(火)┌───┬─────────┬───┐ ┌───┬─────────┬───┐│席 順│  氏   名  │出 欠│ │席 順│  氏   名  │出 欠│├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 1 │ 鳥井田 幸 生 │ ○ │ │ 13 │ 梶 原 豊 樹 │ ○ │├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 2 │ 田 中 建 一 │ ○ │ │ 14 │ 瓦 川 正 純 │ ○ │├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 3 │ 工 藤 政 之 │ ○ │ │ 15 │ 稲 葉 和 弘 │ ○ │├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 4 │ 瀧   友 行 │ ○ │ │ 16 │ 田 渕   哲 │ ○ │├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 5 │ 横 溝 千賀子 │ ○ │ │ 17 │ 宇 戸 健 次 │ ○ │├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 6 │ 藤 塚 清 子 │ ○ │ │ 18 │ 岡 田 武 得 │ ○ │├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 7 │ 進   弘旨郎 │ ○ │ │ 19 │ 二 保 茂 則 │ ○ │├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 8 │ 丸 塚 芳 彦 │ ○ │ │ 20 │ 豊 瀬   尉 │ ○ │├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 9 │ 城 戸 好 光 │ ○ │ │ 21 │ 亀 田 國 夫 │ ○ │├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 10 │ 西 本   徹 │ ○ │ │ 22 │ 池 田 弘 干 │ ○ │├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 11 │ 吉 永   直 │ ○ │ │ 23 │ 德 永 克 子 │ ○ │├───┼─────────┼───┤ ├───┼─────────┼───┤│ 12 │ 大 川 義 彦 │ ○ │ │ 24 │ 川 庄 廣 隆 │ ○ │└───┴─────────┴───┘ └───┴─────────┴───┘            平成12年6月第2回行橋市議会臨時会 地方自治法第121条により出席した者                             平成12年6月20日(土)┌──────────┬─────┬───┬──────────┬─────┬───┐│  職    名  │ 氏 名 │出 欠│  職    名  │ 氏 名 │出 欠│├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│市    長    │柏木 武美│ ○ │健康づくり推進課長 │柿野 正高│ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│助    役    │八並 康一│ ○ │同和対策室長 │西頭  亨│ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│総務部長      │上田 秀治│ ○ │介護保険課長 │永岡 正治│ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│市民部長  │向井 啓司│ ○ │土木課長 │岸本 照夫│ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│福祉部長 │福島 英雄│ ○ │建築管理課長 │大星 嘉文│ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│建設部長 │古隈  忠│ ○ │都市計画課長 │光畑 浩治│ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│経済部長 │藪内 朝光│ ○ │下水道課長 │末松  守│ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│駅周辺整備部長 │田渕 健敬│ ○ │農政課長 │岡  義憲│ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│消 防 長 │奥屋  守│ ○ │商工水産課長 │村岡 賢保│ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│教育部長 │福田 宏光│ ○ │区画整理事務所長 │沢田 保夫│ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│ │ │ │収入役室長 │木下 弘徳│ ○ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│総務課長 │武内  清│ ○ │選管事務局長 │武末 謙治│  │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│秘書企画課長 │佐村 輝男│ ○ │農委事務局長 │下山 孝文│ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│財政課長 │末次  勝│ ○ │監査事務局長 │奥畑 泰生│ ○ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│市民課長 │藤木 功一│ │学務課長 │尾畑 和敏│ ○ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│税務課長 │光畑 俊幸│ │指導課長 │中島 正文│ ○ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│納税対策室長 │丹村 澄夫│ │生涯学習課長 │森 敬太郎│ ○ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│生活環境課長 │沼口 宣寛│ │水道局長 │田中 武生│ ○ │├──────────┼─────┼───┼──────────┼─────┼───┤│事業所長 │池上 雪美│ │ │ │ │└──────────┴─────┴───┴──────────┴─────┴───┘          平成12年6月第2回行橋市議会定例会          議  事  日  程[第3日](案)                           (平成12年6月20日)日程第1 一般事務に関する質問日程第2 議案に対する質疑、議案の委員会付託 1.報告第 3号 平成12年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算の          専決処分の報告について 2.報告第 4号 継続費繰越計算書の報告について 3.報告第 5号 繰越明許費繰越計算書の報告について 4.報告第 6号 繰越明許費繰越計算書の報告について 5.議案第60号 行橋市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例          の一部を改正する条例の制定について 6.議案第61号 行橋市介護保険条例の一部を改正する条例の制定に          ついて 7.議案第62号 行橋市消防団条例の一部を改正する条例の制定について 8.議案第63号 行橋市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用          弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について 9.議案第64号 行橋市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の          一部を改正する条例の制定について 10.議案第65号 行橋市証人等に対する実費弁償に関する条例の一部を          改正する条例の制定について 11.議案第66号 西宮市汚水中継ポンプ場電気設備工事請負契約の締結に          ついて 12.議案第67号 行橋市し尿処理施設「音無苑」施設整備工事請負契約          の締結について 13.議案第68号 土地の取得について               平成12年6月20日               開議  10時01分 ○議長(亀田國夫君)  おはようございます。定足数に達していますから、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきまして、先刻、議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告を願います。議会運営委員会委員長。 ◆24番(川庄廣隆君)  おはようございます。先刻、議会運営委員会を開き、本日の議事日程について協議を行いましたので、その結果を、ご報告申し上げます。 本日の議事日程は、日程第1として、昨日に引き続きまして、一般事務に関する質問を行います。 次に、日程第2として、議案に対する質疑、議案の委員会付託を行います。なお、議案の委員会付託につきましては、別紙お手元に配布いたしております、付託事案一覧表のとおり、各常任委員会に審査付託することといたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位のご賛同をよろしくお願いします。 △日程第1 一般事務に関する質問 ○議長(亀田國夫君)  報告は終わりました。報告のとおりご了承願います。日程第1 昨日に引き続き一般事務に関する質問を行います。 それでは、稲葉和弘議員。 ◆15番(稲葉和弘君)  私は、市民クラブの稲葉和弘でございます。後に沢山の議員も控えておりますので、出来るだけ簡単に終わりたいと思います。 最初は、学校週5日制のねらいについて、お尋ねします。現在、学校は月2回の週5日制になっていますが、2002年度からは、完全学校週5日制が実施されます。 子ども達にゆとりをもたせ、家庭や地域社会での生活時間を増やし、豊富な生活体験や自然体験をさせる中から、これからの激しい変化の社会に適応出来る力を身に付けさせるのが、学校週5日制のねらいではなかったでしょうか。 ところが、子ども達は、依然として、小学校の時から学習塾に行かされ、夜遅くなって帰宅します。また、部活動の生徒は、朝早くから練習があり、夕方暗くなってから疲れて帰って来ます。そして土曜日・日曜日は、特別練習や練習試合、休む暇がありません。 全くゆとりのない生活をおくっております。そこで教育長に、お尋ねします。学校週5日制の主旨を生かすために、休日に、子ども達が地域で、生活体験や自然体験をする場所・機会・情報などを提供する、地域教育活性化センターを設置してはどうでしょうか。また、指導者の発掘や養成に取り組み、指導者の人材バンクをつくってはどうでしょうか。 2つ目は、教育相談活動の充実について、お尋ねをします。西鉄の高速バス乗っ取り事件や、鹿児島のショッピングセンター店長殺人事件など、少年による衝動殺人事件が相次ぎました。そして、予備軍はまだ沢山居て、どこでも同じような事件が起きる可能性があると指摘されています。彼らに共通していることの1つは、不登校で家に引きこもり、テレビゲームに夢中で、対人的なコミュニケーションの能力が育っていないと報道されています。 続発する少年の凶悪事件を受け、文部省は子ども悩み110番の設置や、スクールカウンセラーを大幅に増員するなどの対策を発表しました。行橋でも、不登校の生徒がかなり居ると思います。昨年まで、スクールカウンセラーが1名配置されていましたが、今年度は配置されていません。そこでお尋ねします。 1つは、昨年までスクールカウンセラーが配置されていましたが、事業効果はどうであったのか。2つ目に、学校だけでは、対処が困難な生徒が居ります。専門家であるスクールカウンセラーの配置は必要ないのか、教育長の所見をお伺いします。 3つ目は、図書館教育の充実について、お尋ねします。読書によって生徒は感動することを知り、想像力をかきたて心を豊かにします。 また、読書で荒れる生徒が落ち着きを取り戻したという報告もあります。行橋市では、3年前から図書費を大幅に増額し、学校の図書が確実に増えてきました。 しかし、司書が居なかったため、図書館の開館時間が少なく、本の貸し出しが思うように出来ませんでした。ところが、今年4月から全校に司書が配置され、お陰で昼休みや放課後も開館され、多くの子ども達が喜んで利用しております。これから読書教育の効果が大いに期待されます。さらに、図書館教育を充実させるために、次の2点について、お尋ねします。 1つは、市の図書館と各学校等とインターネットの端末で接続したらどうでしょうか。そうすれば、小規模な学校では、まだ、図書が十分に揃っておりません。学校で必要な資料や読みたい本が、市の図書館からも借りられることになります。事業効果がさらに大きくなると思います。 2つ目は、図書館の備品等が、まだ十分に備わっていない学校があります。利用しやすい環境をつくるためにも、出来るだけ早く整備をお願いしたいと思います。 4点目は、学校給食について、お尋ねをします。朝食抜き、昼の給食を残す。夜はインスタント食品や菓子で空腹をごまかす。そんな生徒が増えてきているようです。キレる、キレないは食で決まる。こういう学者も居ます。そこで、学校給食の果たす役割は重要と考えます。安全でおいしい給食を児童・生徒に提供するには、私はそれぞれの学校で調理をする自校方式が望ましいと訴えてきました。今も考えはかわりません。給食センターが老朽化し、建て替える時期が近付いていますので、建替調査連絡会議が発足し、専従職員も1名配置されております。 そこでお尋ねします。これまでの調査研究の結果の報告と、今後の進め方について説明をお願いします。 最後は、ごみ行政について、お尋ねをします。現在、稼働している稗田のごみ焼却場は、契約が平成13年3月までで5年間の延長、昨日もこの話が出ております。ところで、ダイオキシンの排出規制が2002年12月から既存の施設で1ナノグラム、新しい施設を造った場合は、0.1ナノグラムに強化されます。この基準をクリアする処理施設を建設するには、約100億円、こういう多額の費用がかかるそうです。ダイオキシンを排出させないためには、焼却炉を24時間連続で、850度以上の高温を保たなければならず、1市3町のごみでは、ごみの量が不足するとも言われています。近年、ダイオキシンが殆ど出ない、ごみ固形燃料化施設を建設する自治体も増えております。行橋市も可燃ごみの固形燃料化を考えてはどうでしょうか。 また、1市3町で、施設を更新する検討委員会なるものを設置して、可燃ごみの処理方法について、検討を始めてはどうでしょうか。 次に、ごみの減量化対策として、給食などから出る生ごみを、それぞれの学校で堆肥にし、菜園や花壇の肥料にする。こういう取り組みを考えてはどうでしょうか。 柏木市長のご所見を、お伺いします。以上をもちまして、私の壇上での質問を終わります。ご清聴、ありがとうございました。 ○議長(亀田國夫君)  執行部に答弁を求めます。柏木市長。 ◎市長(柏木武美君)  只今の稲葉議員のご質問に、お答えをいたします。教育行政につきましては、教育委員会より答弁をいたさせます。 ごみ行政についてでございます。このダイオキシン問題については、平成14年度より1ナノグラム以下に排出規制がなされますので、その対応について、種々検討をいたしておるところでございます。将来に向けての焼却場については、県は広域的に取り組むよう指導があり、その中で北九州市との連携、またはPFI法の施行に伴い、民間運営も視野に入れ、現在、検討をいたしているところでございます。 なお、ごみの固形燃料化については、現在のところ考えてはおりません。この固形した燃料が、今、在庫が多過ぎるという状態でもあるようでございまして、固形化については、現在、考えてはおりません。 次に、ごみ減量化のためにも、分別収集の徹底を図り、住民意識を高めるよう努力してまいりたいと考えております。生ごみにつきましては、堆肥化等を含め、有効出来るように、生ごみ処理容器設置補助金交付制度を設けているところでございます。学校給食の生ごみについては、今後、関係機関と協議をし、検討をしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  教育長。 ◎教育長(徳永文晤君)  稲葉議員のご質問のうち、教育委員会関係につきまして、お答えをいたします。まず、1点目の週5日制の主旨を生かすための問題でございますが、現在、月2回実施している学校週5日制が、議員のおっしゃるとおり、2年後の平成14年度から毎週の実施となります。この完全学校週5日制は、ゆとりの中で1人ひとりの子ども達に生きる力を育成することを、基本的なねらいとしたものでございます。 6日制に比べて、学校の役割と家庭・地域の役割りが明確に別れることが特徴と言えます。中でも、躾や人格教育の面が従来の6日制に比べて、家庭にその比重が重く移動してくることになると思われます。勿論、だからと言って学校の教育につきましては、昨日もご指摘頂きましたように、生きる力を養う道徳教育の面等につきまして、今後も十分充実してまいりたいと思っております。 また、現在の学校に比べて、今までの8割の時間で7割の内容を、ゆとりをもって、また、体験を多く取り入れた学習をということになっております。中で、ご指摘の地域教育活性センターの設置をとのご提案でございますが、提案の主旨はよく分かります。 しかしながら、新たな場所を求めるとなると、かなり厳しいものがありますので、地域の学習活動の要としての、公民館の学習活性化の拠点として、空き教室の活用も範疇に入れながら、PTAや教育推進協議会などの関連機関とも、相互に協力・連携を強化し、子ども達が豊かな体験の中で、生きる力を身につけるように効果的な推進を図りたいと考えます。 2点目の教育相談の充実についてでございますが、議員ご指摘のとおり、行橋中学校には、平成10年度と11年度に、スクールカウンセラーが1名配置されました。カウンセラーの職務は、臨床心理という専門的な立場から、不登校生徒、障害をもつ生徒への援助一般生徒へのかかわりや教職員の研修の援助、PTAの学習会の援助等、多岐にわたっております。成果をということでございますが、成果といたしましては、1点目は、スクールカウンセラーの指導のもとで、担任や養護教諭等との連携によって、不登校の生徒が少しずつではありますが、学校に来ることが出来るようになったというのがあります。 2点目は、相談室に気軽に尋ねて来る生徒が増え、悩みを打ち明けることで、精神的に安定する生徒も出てまいりました。 3点目は、教職員研修の中で、専門的な立場から、不登校問題について、指導・助言を頂き、教師の意識改革に非常に役立ったと思っております。具体的なものにつきましては行橋中学校として、報告書を作成いたしまして、ここにございますけれども、このような報告書を作成し、500部印刷し、関係各機関に配布しているところでございます。 現在、学校の要望に対して、スクールアドバイザーを派遣したり、各中学校に心の相談員を配置しております。スクールアドバイザーにつきましては、非常に成果がありましたので、今後とも要望してまいりたいと思っております。今管内で1校ということで、今年は、行橋市内は配置されていないのが現状ですけど、今後とも強く要望してまいりたいと考えております。 3点目の図書館教育の充実についてでございますが、インターネットを端末に接続してはどうかということでございます。今、学校に求められていることは、子ども達が学校生活において、ゆとりをもち楽しく地域で学び、自分の良さや可能性を生かすことと考えます。中央教育審議会におきましても、子ども達の自己実現を図るための手立ての1つに、読書を促す工夫というのをあげており、学校図書館の活性化を促しています。 これを受けて、本市におきましては、先程、議員ご指摘のように、本年4月から小・中学校17校に学校図書司書を配置し、その充実を図ったところでございますが、お陰さまで、子ども達にも保護者にも、大変喜ばれているところでございます。インターネットをということでございますが、今後的には、その必要性を感じておりますので、いずれ早い機会に図書館を市の図書館とも結べるような方向を検討してまいりたい。なるべく前向きに、早い機会にこれが可能になるように、市当局とも話し合いながら、実現に向けて推進してまいりたいと考えております。 4つ目の給食問題でございます。給食につきましては、ご承知のように本年度、事務的な役割りを専属にする嘱託員1名を配置いたしました。昨年度は、連絡協議会の中で調査検討してまいりました。その結果を受けて、本年度建替えに関する基本構想を作成し、その原案を作成し、向こう5年間をメドにして、計画書作成を急いでいるところでございます。これにつきましては、1市3町の首長当局とも、十分話し合いをしながら、早期の実現に向けて、努めてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  稲葉議員。 ◆15番(稲葉和弘君)  再質問させて頂きます。1つは、学校週5日制の中で、部活動を取り上げたことについて、子ども達にゆとりがないという理由の中に、依然として、受験競争が指摘されながら塾通いが多いということ。もう1つは、教師も子ども達も部活動。私は部活動を否定するわけではありません。自分もやってきましたし、人間形成に非常に役立つことは、十分理解していますが、加熱し過ぎて非常に部活動が子どもたちのゆとりの時間を奪っておる。以前、瓦川議員からも部活動。外灯を付けたらという意見がありましたけど、私は違う観点で下校が遅いというのが、やっぱり勝利主義に走って夜遅くまで練習し、下校指導が徹底してない。学校では、時間が決まっとると思いますので、明るいうちに下校出来る、下校指導の徹底が1ついるんじゃないかと思います。 それから部活動では生徒数が減ってきます。ある中学校では、6年先には3割ぐらい減ります。生徒が減れば先生方も減ります。指導する先生方も減ってくる。そういう中で、部活動のあり方について、今後、部のいろんな面で見直しの時期に来ておるし、場合によっては、社会体育への移行も検討する時期ではないかと思います。自分も現場を担当したんですけど、非常に子どもや親にとっては、嬉しいことでしょうけど、部活動に非常に熱心にするのはいいですが、そういう時間を、昨日、城戸議員からもちょっと出ましたけども、昼休みや放課後、担任の先生が自分のクラスの子どもと遊んだり、話たり、或いは休みの土日には、一緒に海や川に行く、そういう時間を、本当は先生は部活動もあわせて、そういう時間も少しエネルギーを回す必要がありはしないかという気がします。 単に、私はカウンセラーを置きなさい、適応指導教室をつくりなさい、アドバイザーが要ります。それは事後の対策で、事前の子ども達をどう育てていくかということに重点を置くために、先程の読書も大事でしょうし、給食も大事でしょうし、やはり、学校週5日制の問題が、一番中心になるんじゃないかと思います。 下校指導の徹底と、社会体育へ移行について、どう考えていますかということです。それから塾のことに関しては、大人、保護者も含めて、大人が意識改革が要るんじゃないかと思います。というのは勉強させていい高校に入って、いい大学に行ったら、いい会社に入れる、そういう時代とは大きく変わっている。学歴社会じゃなくて、個性が重視される。会社の採用試験でもそういうふうに今、変わってきていますから、大人も家庭でも子どもを、この子をどう育てていくかという育て方について、やっぱり今、意識をかえる時期だろうと思います。 部活動もそうです。部活動に頑張ったら部によって、強い学校に入って、それを利用して大学に入る。大学卒業したけど、就職が無い、そういう自分の教え子が現在、何人も行橋市には居ります。だから、やっぱり、子ども達をどう育てていくかについて、意識改革が大人も含めて必要じゃないかと思います。 それから、給食センターについては、ごみ行政も同じですけど、広域で取り組んでおりますので、なかなかテンポが遅いと言いますか、なかなか先に進まないようです。 先程、ある程度計画が出来ておるということですが、発表出来るように、こういうスケジュールで、この問題に取り組んでいきたい。今すぐ出来なかったら、後で資料でいいですから、こういう計画を立てていますと、やっぱり計画を立てて進めていかないと、担当が自分たちがせんでも誰かがするんじゃないかと、こういうんじゃないと思いますけど、私はそういう気がしますので、やっぱり早急に取り組むべき問題だと私は思います。 ごみ問題もそうと思います。北九州と県がそういうことを言ってますけど、向こうがノーと言ったときには、行橋はどうするんかとかですね。2002年には改善をせざるを得ない。自分の聞いているところでは、今の施設は13ナノグラムというふうに聞いてますけど、それを1ナノグラムにするには、どれぐらいの費用がかかるのか。或いは、それよりも建替えた方がいいかとか、そういう話し合いを早くしなければ、広域の取り組みは、どうしても遅くなるんじゃないかと思います。以上、お願いします。 ○議長(亀田國夫君)  柏木市長。 ◎市長(柏木武美君)  稲葉議員の再質問について、お答えをいたします。ごみ処理の問題でございますけども、広域で取り組んでおるので、進捗状況が遅いんじゃないかというご意見のようでございます。また、北九州市と一緒に広域でやろうということについて、ノーと言われたときはどうなのかというご指摘のようでございますけども、北九州市の市長とは、このことについて、もう2~3年ぐらい前から、個人的ではありますけども話はやっているんです。そういう中で、処理場の問題につきましては、北九州市が門司の焼却場を建替えるという計画があるんです。今アメリカの方に何十人単位かで、勉強にやっているようでございますけども、この建替えの時期に、広域で取り組んでいこうという話をしているんです。僕たちが、1市3町で焼却場を造るにしても、やはり広域で負担金を出しあって、この施設を造らなきゃならないんです。北九州市と話しているのは、これは1市3町合わせて北九州市と広域の中で、お互いの負担を出しあって、造る当時から、広域行政として取り組んでいこうという話し合いをやっているんです。 今、直方が北九州市でごみを取って頂いております。これは広域で組んでいるんじゃなくて、直方に出ているごみを、単に、北九州市に送って焼却料を払っているということなんですね、直方の場合は。うちの場合はそうじゃなくて、基本的に広域で一緒に取り組んでいこうと。負担金を出しあって取り組んでいこうという話し合いでございますので、途中でノーということは、なかなかあり得ないんじゃないかと思っております。 また、PFIについても、ちょっと申し上げましたけども、これは九電さんが民間資金を投入して、こういう事業に手を出しております。こういうこともお話を聞いておりますので、そういう広域で取り組むべきか、或いは、このPFI方式で取り組んでいくかということを、今2つに絞って検討しております。以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  教育長。 ◎教育長(徳永文晤君)  稲葉議員の再質問に、お答えいたします。学校の週5日制に関わって、特に部活動の面について、現在の部活動は、勝利至上主義に陥り過ぎているんじゃないか。また、下校指導等も含めてもっと徹底してはどうかというご質問だと承ります。ご承知のとおり、学校の部活動につきましては、体力の向上とか、健康の増進とか、仲間や教師とのふれあいなど、非常に効果も大きい面がありますが、一方で、過激に過ぎてスポーツ障害が危惧され、その予防等の面から、もう少し見合わせてはどうかということがあります。これにつきまして、県教委、市教委ともに、例えば、週1日以上休養日を取れとか、或いは、土日に出たら代わりの日に休むようにとか、指導してまいっておりますし、練習時間につきましても、過度にならないように、今指導してきているところでございます。また、今年も校長会等で指導しておりますが、さらに通達を出すように、今図っているところでございます。 それから、社会体育への移行とか、部活動、生徒が減っているので、少し整理してはどうかということでございます。これは、今学校によりましては、確かに部活動を広げすぎて、生徒数が昔より半減した学校等は、その部活動を維持出来ない状況が出てきております。その中で、学校ボランティアの方にお願いしたりしては、どうかということがございますが、なかなかうまく軌道にのっていないところがございますので、これは1中学校のみならず、市内全体で、今後どういう方向があるべき姿があるかということについて、検討してまいりたいと考えております。 なお、社会体育への移行については、早くから言われていることで、部活動を地域のものとして、社会体育へ移行したらどうかということでございますが、今申し上げましたように、なかなか、まだ今の段階では、そういう活動家の数が限られていまして、現在では一部、学校の例えば、剣道だとかサッカーだとか、教師の足らない分について援助して頂いている方がございますけど、もっと幅広くということになりますと、社会教育の関係をもう一度大きく皆さんに呼び掛けて、協力を求めていく必要があるかと考えております。次に、給食センターの問題についてでございますが、先程申しましたように、これは早くから給食センターの老朽化、建替問題はご指摘を受けているところでございます。 昨日も指導を頂いたところでございますけれども、平成11年度に漸く連絡会議なるものが設定されて、今年度は議員ご承知の、この問題に関する専門職を入れておりますので建替えに関する基本構想を本年度作成するとともに、向こう5年間をメドに、先程言いましたように、急いで構想をつくって、構想提案出来る形をとっていくところです。 本年度は、そういう働きをして、来年度以降、建替えをするのか、自校方式か等の検討委員会をつくったり、或いは場所の選定とか、用地の確保とかいう方向が必要になってくるかと思います。この原案つくりを本年度急いでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  稲葉議員。 ◆15番(稲葉和弘君)  3点だけ要望して終わりたいと思います。1点目は、学校・家庭・地域の連携が非常に大事だということは、もう毎回いろんな場所で聞きますが、なかなか家庭や地域に教育力がないとなっております。やはり教育委員会が中心となって、何かそこに活動する方向を、先程、公民館と言いましたけど、後もう2年で子ども達はばらばらになります。塾に行く子ども、部活動をする子ども、何もしない子どもになりますから、ばらばらじゃなくて一個にまとまる、そういう施策を今から取り組む方法をお願いしたいと思います。 2つ目に、カウンセラーについて来年度どうするかというのは聞いておりせんけど、私はカウンセラーの要望も大事でしょうけど、教育相談活用の充実を、学校の先生方が困った子どもが居ったら、カウンセラーに任せる、アドバイザーにというんじゃなくて、皆が一緒になって、子ども達の悩みを聞くという体制になってほしいなと思います。 最後は、図書館の司書ですけども、いろんな議員が要望したかもしれませんが、ランナーは2塁まで行っとると思います。なかなかタイムリーが出ないで、徳永教育長がセンターオーバーのタイムリーヒットうって、やっとホームに帰ってきたと。但し今、図書も十分ではないと思います。7割もいってないという学校もありますから、これからも引き続き、子ども達に本が沢山配置出来るだけの予算の配置をお願いして終わります。 ○議長(亀田國夫君)  次の質問者、瓦川正純議員。 ◆14番(瓦川正純君)  皆さん、おはようございます。只今ご指名を頂きました紀政会の瓦川でございます。通告順位に従いまして、一般事務に関する質問をさせて頂きます。 今回は、6項目にわたりまして、ご質問させて頂きます。また、市長さんはじめ、執行部におかれましては、明確な正確なご答弁をお願いしたいと思います。議員皆さんには、暫らく、ご清聴をよろしくお願いします。早速、質問に入らせて頂きます。 1点目の水道行政、上水道について、お尋ねをいたします。行橋市は、過去4年、4回の拡張事業を行って、行橋市浄水場と矢留浄水場の2箇所において、1日200トンの給水体制が出来ています。人口の増加や水需要の増大にまして、その対応が大変急務ではないか。また、京築水道企業団の設立に参画をして、新たな水源を図っている今日でございます。現在、1日3800トンの浄水を受水していると聞いております。平成7年に第5次拡張事業、給水人口6万人。最大給水量2万3800トン1日あたりの認可を取得して、平成9年度には、新たな配水池の築造に着手しております。なお、今後は、京築水道企業団による浄水施設、または、導水管などの早期完成が本当に急務ではないか。行橋市の人口も7万人をオーバーして、行橋市郊外を見ますと、面積人口の3分の1について、上水道が現在設置されておりません。現在の環境汚染や大気汚染、水質汚染などで、井戸水、飲料水も汚染されて、生活水として使用出来ない、行橋市郊外の住民の方々から、大変強い要望を投げ掛けられております。 そこでお尋ねをいたします。1点目、行橋市内全域の水道管完備と、今後の計画について。これは私は前回、前々回頃、質問させて頂きましたが、行橋市としましては、厚生省に17年度、現在の給水量の要望をしているという中で、これからは、大変、大気汚染の関係で、必ず浄水場を完備しなければならないというところで、途中でもやはり厚生省に再審請求をするのがいいのではないかという話をしておりましたが、その辺についてお聞きします。 2点目としまして、水源の確保について、お尋ねをいたします。3点目、普及率の向上について、お尋ねをいたします。4点目としまして、水道事業の経営安定について、お願いをいたします。 2点目の行橋中心市街地の活性化ということで、昨日も、それぞれ各議員さんから質問がなされておりました。行橋市は、京都平野の中心に位置しながら、1年を通じて本当に温暖な気候の中にあるまちとして、過去は多くの人々が集い、大変賑わったまちとして栄えてきました。しかし、今日の商店街の活気は、本当にないと言っても等しいんではないか。行橋市も、広域の中核都市を目指して発展しようとしている現在、行橋市のまちづくりについては、広域の中心として都市機能を充実させるために、公共下水道事業や、行橋駅西口地区区画整理事業、行橋駅付近連続立体事業、また都市街路事業、御所ヶ谷自然公園化事業など、多くの取り組みを現在しておりますが、本当に、この中心市街地のまちの中は、さびれていく一方でございます。また、地域福祉の拠点として、総合福祉センターなど、市民福祉の向上にも、我が行橋市は市長を中心に努力をして、完成をしてまいりましたが、やはり、これからのまちづくりは、内外を問わず、皆さんが住んでよかったというまちづくり、平均のとれたまちづくりを推進するのが、行政のあり方ではないか。 また住民と一緒になったまちづくりではないか 若年層の定着をさせるためにも、中核工業団地の立地による雇用の確保や、また新しく完成した行橋駅周辺における商業集積の構造化によって、住み心地のよいまちづくりを目指している。一部分では、本当に活性化されようとしております。 また、柏木市長さんは、平成14年度までの第3次総合計画の中で、ハード事業からソフト事業へと転換を図って推進されております。また、これから、広域の中心となる行橋のまちづくりは、これからソフト事業、立案計画し、推進していかなければならない。 そこで何点か、お尋ねいたします。1点目、昨日、議員さんからご質問されておりましたが、みやこ回廊構想の一環として、完成したイベント広場については、5月3日、中心市街地活性化として活用したまちづくりが出来たと思います。これにつきましても、商工会議所をはじめ商工水産、本当に行政と皆さんが一体となった計画の中で、まちづくりをして頂きたい。また、周辺の住民の方にも随分ご迷惑をかける面があると思います。 これは、計画性によっては、地域住民も、やはりまちづくり活性化のためには、必ず協力をしてくれると思います。これから、イベント広場やいろんな広場が、完成することによって、生かして頂きたい。そういう立場の中から、今後、それぞれソフト面について、計画があれば、ご説明頂きたいと思います。 また、2点目の蓑島漁港の日曜夕市について、今までは、日曜朝市ということで実施されておりました。これは私、蓑島の魚市場ということでしたので、結局、行政の方が建替えをした魚市場で夕市をやっているのか、ということで行ってみましたら、旧魚市場の方で競り市をされておった。ある部分に随分、午後4時からということで行き渡っておりましたが、もうお客さんの方が、せわしいからということで3時から販売して、4時からはもう魚が無いというのが現状であります。そういう中で、やはり私たちが、これから行橋の活性化、本当にお客さんが素通りしなくて止まるような、そういう活性化を図るには、折角、立派な魚市場が出来た。これを活用して頂きたい。私たちも1期4年間、いろんな町村に研修に行きましたが、やはり市・農協・漁村等、提携をしながら、24時間は出来なくても、せめて朝から夕までは、その市場に行けば、北海道から九州までの産物が買える。ただ私が心配するのは、まちの中の魚市場の方々と、話し合った上のことでしか推進が出来ないと思いますが、折角、海があり、立派な自然があるこの行橋市を、何らかの形で私は生かして頂きたい。それで、そういう市場体制の計画はなされないかを、ご質問させて頂きたいと思います。 また、3点目としまして、道の駅ということで、議員さんをはじめ皆さん殆ど、この近隣市町村を見たら分かるように、我々は休みになっても、どこに行こうかというのが、行橋市の住民ではないか。周辺を見ますと、豊前から添田、この近隣には新鮮な野菜、店舗ができ、また道の駅が出来て、本当に活性化をされております。ただ1歩遅れをとったかなという感じがするわけですが、やはり行橋のまちの活性化としては、止まって何か見ていこうじゃないかという、心理にかられるようなソフトな面の観光化をひとつ図って頂きたい。道の駅につきまして、各市町村で大変一生懸命取り組んでいる、また、多くの集客が出来ている事情も聞いておりますので、この辺について、もう一度お願いします。 続きまして、大きく3点目の行橋市の情報公開制度、これは行橋市が4月1日、情報公開制度がスタートされました。これは市民が知る権利を確保して、市民の市政参加を促進することが、目的で開設されたと思います。また、多くの市民が、また、国・県が、この情報公開をしなさいということを随分言われて、行政も苦慮しながら、4月にスタートしたわけでございますが、情報を聞いてみますと、まだ、正式な手続きをして閲覧に来られた方が1人も居られない。こういう現状にあるのは、情報公開制度のスタートを市民が知らない観点。また、広報誌やいろんな手法で、情報公開がスタートしましたよと、皆さんに知らせる義務もあるんではないか。スタートして約1ヵ月半なりますが、現在までの状況と、閲覧に来る方がどのくらい居たのか、内容について、分かればご答弁を頂きたいと思います。 4点目の教育行政につきましては、城戸議員、大川議員、瀧議員、稲葉議員さんと質問しまして、皆さん多く質問されていますので、前略は省きたいわけですが、最近みてみますと、教育委員会にしても、また、地域にしても学校にしても、本当に予断を許さない時点に来ていると私はそう思います。いつどこで何が起こってもしょうがない。最近の子どもは発作的に、心理的に物事を行動に移す。こういう中で、私も教育長の指導方針は、何回か聞いてまいりましたが、今までの教育長の指導方針ではなく、本当にこの教育行政、また地域・学校のあり方と、子ども達の観点を考えた中での、今後の教育指導方針について、1点お尋ねをいたします。 心の教育につきましては、昨日から随分他の議員さんが質問しております。心の教育と道徳教育については、ある程度分かりましたので、もう1点、体験学習についてお尋ねをいたします。5月12日、看護の日に仲津中学校の生徒が、体験学習をしております。 私は以前、これについて質問したと思いますが、これからの子どもは、体験と経験が、いかに社会に出たときに役立つかというところを私たち、いつも信念にもって活動しているわけでありますが、現在の子どもは、家に帰れば風呂から、親に指導されたまま寝るまでが時間。また目が醒めれば学校、帰れば塾ということで、本当に自由な時間がない。 体力を使う時間がないことから、不平・不満が一杯たまっているんではないか。クラブ活動も長峡中学校の上を通りますと、75%がクラブ活動をしているわけです。ただ、それだけのクラブ活動が、一遍で時間内に使用出来る設備がないから、順次時間がずれて遅れていくということで、先程、稲葉議員さんから問題が出されたように、夜遅くなって帰るから親が心配する。だから防犯灯が1つほしいというのが私の願いでした。 そういうものを踏まえて、体験学習についてお尋ねをします。よろしくお願いします。大きく5点目の墓地問題について。ご存じのように墓地造成については、何件か質問が出されておりますが、行橋市の人口も7万人を越えて、20年前から、北九州市のベットタウン化が推進されて、25年が経過しようとしております。人口の増加とサラリーマンのまちとして発展している行橋市でございます。住宅化が進んできているのも、皆さんご存じだと思います。ただ行橋市の人口の約3分の1が、郊外から行橋市に転入された方ではないかと私は推測いたします。行橋に住んで市民の大部分は、やはりこの地に住居を構えることによって、墓地も自分の永住の地として欲しいということが、随分要望されてきます。これは、殆どの方々が新興住宅です。私が近隣の苅田辺を見てみますと、苅田もいろいろ問題がありながらも、やはり造成をしようとして着手しております。 これも墓地というと、なかなかどこでもというわけにいきません。ただ、法的には難しい面があったけど、各お寺と契約をすれば、墓地の造成が出来ると聞きました。 この辺につきまして、新しく変わった法の中身とともに、今後、行橋市が墓地を是非、私たちは造って頂きたい。私たちは自分の墓地がありますから、ただ問題は新興住宅の方々が永久に眠る地がない。これがやはり市民の皆さんが、ここに定着しない、そういうものもある面では考えられるんじゃないか。出来れば墓地を行政として、市民のために提供してやれるような、苦労をして頂きたいと思います。 榮開議員も覗山の公園墓地化ということで、昨日も出ておりましたけど、これが随分遅れておりますので、早急に何らかの対策と、今後の方針を執行部に、ご答弁をお願いしたいと思います。 最後になりましたが、交通体系の整備ということで、お尋ねをいたします。都市基盤道路と事業推進のあり方について、これは私は当初にお断わりしておきますが、ご存じのように、行橋市はまちづくり活性化と、近隣市町村の活性化のために、東九州自動車道と201号バイパスが入ってきます。だから地権者の問題は横においとって、只今から質問をさせてもらいます。 行橋市は国道10号、201号線及び496号安川通り、北九州、福岡両都市圏及び大分方面との産業や経済、観光面などによって連携を図りながら、主要地方道として、一般道路がそれぞれ補完しているのが現状ではないか。しかし、いずれも十分な整備がなされていないのが現状でございます。市道は勿論、県道など、早急に整備をしなければならない所が多くあるはずでございます。東九州自動車道、201号線バイパスは、都市基盤活動を円滑に進め、産業基盤を強化するために、国道、県道、市道のそれぞれ機能を充実させるとともに、公益交通体制と連動して、行橋市の発展と地域の発展をはじめ、産業経済の発展が、欠かすことの出来ない主要道路になってくるんではないか。この計画道路ではないかと私は思うわけでございます。そこで質問させて頂きます。 ご存じのように、東九州自動車道建設については、平成8年都市計画決定がなされて、現在の状況では、国土開発幹線自動車道施行命令実施計画認可がおりて、事業説明会、測量及び土質調査、現在の段階では、この土質調査から、設計協議の段階に入っているのではないかと思うわけであります。そこで、私は設計協議の会則をもっておりますが、設計協議というのは、やはり道路、河川、アクセスな面、通学路、いろんな問題について、その認可が出来る、また通る地域の方々と活性化を図らなければならん。要望するのは要望としましても、行政として国・県・市が窓口となって、この事業推進のあり方を進めている以上は、十二分にその3者の連携がとれていると、私は確信をしているわけでありますが、現在、延永校区期成会、協議会というのは、3地域だけで構成をされております。 その当時、平成9年でしたか、平成10年にこの規約が出来ているわけでありますが、平成10年当時は、区長会に行政として組織をして下さいという投げ掛けをした。 ところが、今年の4月27日に、初めて延永校区の公民館で、東九州自動車道の説明があるということを後程聞いたわけですが、3地区だけで本当に、この東九州自動車道がいろんな面で話し合いが出来るものか。延永校区全体でするべきではないか。また、行政としても、県・国としても、地域住民には十分協力してもらう。我々自身も行橋の活性化を図ると同時に、延永校区の活性化を図りたいわけです。 現在、聞いてみますと、区長、会長も何も知らない。現在、延永校区には11の行政区がございまして、区長が26名居ります。その中の3~4名だけしか知らない。他の人は一切知らないというのが現状です。だから、今後この協議会のあり方について、どのようにしていくのか、その辺について、是非説明を頂きたい。私は、4月27日以降の、この協議会のあり方について、初めて知ったわけでございます。この規約には、いろいろ後程ご説明させて頂きますけど、この協議会のあり方については、やはり全体的なものの考えから、活性化を図らなきゃいけんという、私は信念に立っておりますので、その内容について、今後の協議会のあり方、また、今まで協議会をつくった時点の内容について、ご説明を頂きたいと思います。 以上、ちょっと長くなりましたが、壇上からの質問にさせて頂きまして、分からないことにつきましては、再質問をしたいと思います。長い間ありがとうございました。
    ○議長(亀田國夫君)  瓦川議員の質問中でありますが、会議運営上、ここで5分間休憩をいたします。               休憩 11時03分               再開 11時12分 ○議長(亀田國夫君)  定足数に達していますから、只今から会議を再開いたします。 執行部に答弁を求めます。柏木市長。 ◎市長(柏木武美君)  瓦川議員のご質問に、お答えをいたします。1点目の水道行政についてであります。本市は、一部給水区域外の地域がありますが、市の全域を給水区域にするには、新たな水源確保、認可申請等、大変難しい問題があります。現在、第5次拡張事業計画に基づいて事業を行っておりますが、今後とも、この計画のもとに、事業の推進を考えているところでございます。また、最近、給水区域内及び給水区域外で、水質悪化等により、水道管布設の要望が出ていることも承知をいたしております。こういう区域外等につきましては、県とも今後、協議をしながら改善に向けて方策を検討してまいりたいと思っております。 次に、水源の確保についてでございますが、現在、条例で給水人口6万人、1日最大給水量2万3800トンと定めております。公共下水道や企業立地等、水需要の増加が見込まれておりますが、京築地区水道企業団からの受水を含め、第5次拡張計画の最終年度の平成17年度においては、現状の計画水量で、対処は可能というふうに考えております。 次に、普及率の向上についてでございますけども、今後とも、給水区域内における未給水区域への給水の拡大を図り、普及率の向上に向けて、企業努力に努めてまいりたいと思っております。 次に、水道事業の経営安定についてでございますが、長引く景気の低迷により、水道事業の経営は、大変厳しいものがありますが、経営安定のために、経常経費の抑制は勿論のこと、一部は既に実施をみておりますが、引き続き大型団地等の大口需要先への給水の拡大や、未給水区域への水の販売を図ってまいります。 また、駅高架に伴う駅西口の再開発、下水道の供用開始や中核工業団地の建設等、将来的に水の需要拡大が見込まれる要因もあり、今後とも需要の拡大を図り、水道事業の経営安定に努めてまいりたいと思っております。 次に、2点目の行橋中心市街地の活性化についてでございます。商店街からの要望事項でありました、みやこ回廊イベント広場は、本年5月3日にオープンいたしました。当日は、地域住民の方々の努力により、近年にない盛り上がりを見せたところでございます。中心市街地を活性化させるためにも、商業者や地域住民の自らの知恵や努力により、このイベント広場を十分に活用してほしいと考えております。市といたしましても、具体的な活用方法について、助言や支援をしてまいる所存でございます。 次に、蓑島漁港の日曜夕市についてでございます。昨年までは、日曜朝市を朝6時より行っておりましたが、消費者の魚離れの解消等と、魚の消費拡大を図るため、蓑島漁業協同組合の役員会で決定をして、本年5月7日より、日曜夕市として、16時より開催をいたしておるようでございます。その中にあって、16時の開始時間の不統一や、売場の不徹底等の数々の問題点が残されておるようでございます。今後とも、新鮮な魚を消費者に提供出来るよう、組合や関係者と協議を重ねる中で、内容の充実が図られるよう、助言をしてまいりたいと思っております。 次に、大きな2点目の行橋中心市街地の活性化についての、道の駅についてでございます。現時点では、行橋市に道の駅の計画はございません。行橋市の特産品の販売は、JR行橋駅の観光物産コーナー、或いは農協も市を行っておりますので、それらの活用を頂きたいと思っております。なお、将来的には、東九州自動車道に仮称行橋サービスエリアが設置されますので、併せて活用を検討してまいりたいと思います。 この行橋サービスエリアでございますけども、法律も改正されまして、サービスエリアから市域に道路を新設出来るということでありますので、こういうエリア等を大きな道の駅というような姿にかえて、ここを、そういうふうに使用することも出来るというふうに聞いております。そういうことも検討してまいりたいと思っております。 次に、行橋市情報公開条例についてでございます。情報公開条例は、平成11年12月議会において可決をされ、本年4月1日から施行されているところでございます。 施行されるにあたり、4月1日号の市報において、情報公開制度のPRを行うとともに市民の皆さんに利用して頂くため、庁舎東棟3階に情報コーナーを設置し、行政情報に関する情報や、資料提供の体制を整えているところでございます。施行日以後の利用状況とのことでございますが、現在のところ、情報公開請求者はございませんが、情報コーナーにおける市政情報に関する相談は3件で、情報提供を行っております。 また、情報コーナーを利用し、コピーにより資料収集された方が16名居られます。今後とも、市報等を通じて啓発活動を行うとともに、情報コーナーについても、市民の皆様方のご意見を頂きながら、より利用しやすいように充実させてまいりたいと思っております。 次に、教育行政につきましては、教育委員会より答弁をいたさせます。次に、墓地問題でございます。墓地の造成につきましては、現在、開発公社にて市営墓地の計画をいたしております。昨日も説明いたしましたけども、地元に説明を行っておりますけども、地元との理解を今、まだ得られていないというのが現状でございますけども、引き続き理解を頂くべく、今後とも取り組んでまいりたいと思っております。 次に、交通体系の整備でございます。東九州自動車道については、議員をはじめ、市民の皆様方の熱い要望によりまして、平成10年末までに、北九州~豊津間に施行命令がおり、その後、測量、調査等を行い、現在、地元との設計協議に入るための作業を、鋭意行っているところでございます。この協議を行う地元の対策協議会については、基本的に計画路線の沿線地域の皆様で組織をして頂いております。 延永校区対策協議会は、平成10年10月に組織され、これまで説明会等を行ってまいりました。今後も円滑な事業推進にあたっては、地元協議会の皆様のご理解とご協力が必要であります。なお、沿線周辺の校区の皆様方から、説明会等のご要望があれば、新しいまちづくりと地域活性化のために、説明会等は行ってまいりたいと思っております。 また、国道201号バイパス事業につきましては、お陰をもちまして、本年度から予算化になり、今後、地元との協議を行っていくようになります。この事業は建設省の所管事業であり、今後、十分に連携をとりながら、事業推進に努めてまいる所存でございます。以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  教育長。 ◎教育長(徳永文晤君)  瓦川議員ご質問のうち、教育部門について、お答えをいたします。まず、1点目の質問でございますが、教育長としての指導方針ということでありますが、特に、学校教育の観点から答弁をさせて頂きます。私は教育は本来、地域に根ざしたものでなければならないと考えております。もっと言うならば、行橋らしい、行橋の地に合った教育、或いは校区にフィットした特色のある教育を実現させたいと願っております。 また、稲葉議員のご質問にお答えいたしましたように、子ども達が楽しくいきいきと学べる、自分の良さや可能性を引き出してもらえるような学校を目指しております。楽しく学ぶことの大切さは、子ども達も教師も保護者も悟って頂き、その方向で活動して頂く。そんな中でこそ、真の教育は成り立つと考えております。学校、家庭を問わず、楽しく学ぶことの欠落が、現在の青少年期の問題行動に結びついていると感じております。これまでの学校は、児童・生徒の教育を学校が一手に引き受けてきました。 また、欧米諸国に追いつけ追い越せとして、知識や技能の注入主義になってしまい、心を忘れた者が出てきたと感じております。それに対して、これからの学校は、まず、開かれた学校として、学校・家庭・地域が一体となって、児童・生徒の教育にあたることが必要かと考えます。また、特色ある学校として、地域に根ざした主体的で自立的で、想像的魅力のある学校経営が求められていると思うのであります。 今、学校で転換すべきこと、転換出来ることは何なのかということを、早急に整理し、実現に移したいと考えます。これは、学力観についてもそうでございます。学力観の転換が求められており、ゆとりの中で生きる力を育成することが記載されております。そのような方向で、今後、市といたしましても、教育に取り組みたいと考えます。 2点目に、体験学習についてでございますが、議員ご指摘のように、これからは、豊富な体験活動の場を、学校教育にも求める方向にきています。今年度から、施行する総合的な学習の時間では、自然体験、勤労体験、またボランティアなどの体験学習を通して、主体的に判断し、課題解決が出来る子どもを育成していかなければならないと考えますし、現に既に各学校では、その方向で実践に取り組んでいるところでございます。 また、殆どの学校におきましては、職場体験活動を通し、働くことの大切さ大変さ、素晴らしさ等を体験しています。本年度は、全6校がこの取り組みを進めていくということを聞いております。 また、小学校におきましても、学校教育の人材バンクに登録頂いております地域の方々を招いて、それぞれの学校の特色を生かしながら、体験活動を進めているところでございます。市教委といたしましても、体験を通して楽しい学校づくりの推進を目指しており、地域の協力を得ながら、この取り組みの拡大を図ってまいりたいと考えます。 以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  瓦川議員。 ◆14番(瓦川正純君)  では、再質問をさせて頂きます。1点目は水道行政について、市長さんの方から説明がありました。これは私、随分前から質問してきましたが、一部給水地域外、外については今地域の住民から言われているのは、汚染されて飲料水として飲めないというのは、地域住民の要望なんです。問題はそこなんですよ。だから厚生省に平成17年度まで、行橋市は現状を申請しているにもかかわらず、再申請をしないのですかという話を前回、私はしておりますが、この困っている水事情があるから、水道管を設置してほしいという要望が沢山ある。そういう中の質問としてとって頂きたいと思います。 市長さんの話では、現状のままでいくと同時に、出来れば第3次総合計画の中で推進の方向性を出しているので、その方向性も図りたいという気持ちですが、我々はやはり全国を通じて1回申請したから、やっぱり我慢する必要はないと思うんですよ。やはり汚染されて困っているというのは、全国的にどこの地域でも起こっておることではないか。 井戸水が駄目とういうことになれば、飲料水はどうするかということになるわけです。だから、その辺をひとつ考えて頂いて、平成17年度まで厚生省に現状の申請をしているのを変更をするなり、申請をして、少しでもやはり一部地域外でも、やっていけるような方向性を見いだしてほしいというのが、私の質問でございますので、その辺について、是非1点だけよろしくお願いします。 それから、中心市街地の件でございますが、これはなるほど蓑島の市にしても、やはり市民は時間帯とかモラルとか守っていると思うんです。そうすれば、折角活性化しようと思って、4時からというふれを出したのに、あんまり早くすると、市民として、それをあてにして行くと思いますので、出来れば市長さんが言われたように、時間とか内容につきまして、十分ご指導方頂いて、市民が行くんだという意識になって頂いて、なんぼ魚市場が魚を出しても、お客さんが居らんと何もならんですからね。だから早く来たから売るんじゃないで、やはり時間を守って頂いて、そういう活性化を図って頂きたいと思います。それから私、1点抜けとったかもわかりませんが、折角、立派な魚市場が出来たので、北海道から九州までの海産物を置きながら、1日そこに行けば魚があるんだ。素通りしないで、通ったらここに魚の市場があるんだというような、農協や漁協等と提携をしながらしたらどうだろうかという投げ掛けをしておりましたが、そのご答弁を頂いておりませんけど、よろしくお願いします。 道の駅については、ありふれた話かもわかりませんけど、近隣市町村には随分出来ています。ただ私が心配するのは、農協の朝市あたりは随分活性化されてお客さんも増えていると思いますが、行橋は立派な駅が出来たと思いますが、行橋駅の地元の産物についてはお粗末だと思うんです。駅に行ったら分かると思いますけど、折角やるなら、立派な駅が出来たんだから、もう少し品種を沢山出すとか、いろんな工夫を凝らして頂きたい。そういうふうに思いますので、よろしくお願いします。 それから情報公開制度につきましては、一応事情は分かりましたので、今後、市民の立場に立って市報なり、いろんな情報を提供してあげて、こういう行政がスタートしたんですよということをアピールして頂きたいと思います。 4点目の教育行政についてですが、徳永教育長さんに、私、随分いろんな形で質問してまいりまいたが、教育長さん自身もわかっとると思うんですが、結局、学校・家庭・地域が軸というのは、僕はひゃくも承知、皆知っていると思いますが、なかなか歯車が合っていないというのが現実じゃないかと思うんです。最近見ますと、やはり小学、高校というのは、がき大将でも、悪いでも、やはり親の言うことを聞くわけです。ところが親の指導体制が出来ていない。一番教育しなければならんのは親ではないかと私は思うわけです。結局、仕事が忙しいからとかまけて、子ども会にしても何にしても参加させないというのが現実なんですよ。その実態を十分知った中で、これからの地域教育は、進めて頂きたい。私は学校の教育の中に対して言うつもりはありませんが、時間内は教師であってもらいたい。外に出れば保護者であることは間違いないんですから、やはりそういう区別をぴしゃっとして、体験と経験を生かして子どもを教育して頂く。 それと私が一番心配するのは、学歴社会というけど、学校の中にも学歴社会があって、校長が最高責任者だからということで、子ども達が横の川で遊びたい。ちょっと山に行きたいと言っても、校長が出さないという例が沢山あるんじゃないかと思います。そういうことによって、校長が何かあれば自分の責任だ。僕はそういう校長は辞めてもらった方がいいと思います。本当に校長として責任、自分の職を受けた以上は、職務を果たして頂きたい。教師の方々から聞くと、ちょっと川に行ってしじみ貝がこんなんだ、何はこんなんだと見せてやりたいけど、校長に相談すると駄目だと、そういう話が出てくる。だからそういうものを踏まえながら、今後、指導をよろしくお願いしたいと思います。 それから墓地問題については、一応市民の多くの要望で、地元と今協議しているということであります。是非、これを早急に推進を市長さん、よろしくお願いします。 折角だから、地元の方も足を運べば、皆さんの要望に応じてくれるんじゃないかと思いますので、是非、墓地の推進方をよろしく、要望としてお願いいたしたいと思います。 最後になりましたが、東九州自動車道と201号線、これは行橋市の活性化は勿論だけれども、私も延永の代弁者として市民の皆さんから聞かれたときに、何もわからんではどうしようもないわけですね。私、これ事実、東九州自動車道のパンフレットを貰っていますが、これも私が直に都市計画に行って貰ったんです。そういう内容であるから、市長さん、いつもおっしゃるように、公平・公正で市民参加のまちづくりということを言われておる。そうすると、さっきも言ったように、国・県・行政が窓口として計画し、推進していくならば、当然、中身を知っとかなきゃいけんわけです。そうすることによって、我々市民の代弁者として知らなきゃいけん。そういうことを十分踏まえて頂いて、これから地域の活性化を我々は望んでいますので、道路の問題、水路の問題、いろんな問題をこっちから来て下さい、説明しますと言うじゃないで、行政から方向性が11団体あるんだから変わったら、その都度説明をして頂きたい。せめて11校区の区長さんがおれば流したりすれば、何月何日にこういう説明をしますよと言えば皆集まるんです。 ところが、現在の区長、会長、近隣の区長でさえ、知らない方が多い。だからそういう事情では校区の活性化も図れないし、いずれ協力を願うことがくると思うんです。201号線バイパス。そういう観点に立って、必ず推進方が今事業説明、それから土質調査があれば、設計協議に入る前に、その段階ですよと内容は説明しても、私はしかるべきじゃないかと思いますので、その辺をもう一度答弁を頂きたいと思います。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  柏木市長。 ◎市長(柏木武美君)  瓦川議員の再質問にお答えをいたします。1点目の水行政についてでございます。給水区域外の給水についてのご要望のようでございます。先程も申しましたけども、5次計画で給水区域を決定していますので、給水外についての給水については、非常に難しい面もあると思いますけれども、例えば、給水区域内の中で必要でない、いわゆる未給水地域の分と、地域外の汚染されて必要とする地域との交換とか、そういうものが出来ないか県とも協議をしてきなさいと担当に指示をいたしておりますので、もう暫らく時間を頂きたいと思います。 次に、中心市街地活性化についての魚市場の時間的な指導等につきましては、私どももきちっと時間を守るように指導してまいりたいと思います。 それと、新しく立派な魚市場が出来たのだから、もう少し活用方法を考えなさいという意見のようでございます。これは漁業組合等と協議をしながら、今後の活用については、私どもも出来るだけ大いに活用して頂くように、努力していきたいと思います。 次に、観光コーナーについてでございますけども議員ご指摘のように、駅の中に観光コーナーをつくった時は、本当に貧弱なコーナーでした。私も行ってびっくりしましたけども、帰ってきまして、あの観光コーナーをもう少し充実をしなさいと強く担当に申し上げまして、私も先日、駅に行ってみましたら、以前とはだいぶ変わって、中身もだいぶ充実してきているようでございます。しかし、まだまだパンフレットにしても、まだ沢山置いて、降りた人があのパンフレットをどんどん取って、行橋の観光とかいい所を見て頂く観光コーナーに充実すべく、今後とも努めてまいりたいと思います。 次に、自動車道の協議会のあり方について、ご指摘されているようでございます。この地元説明、いろんなうちの事業について、事業説明が足りないというご意見が非常に多いようでございますから、地元説明については、極力担当の方に出て行って、地元の皆様方が納得出来るような説明をする機会をつくっていくように、指導してまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  教育長。 ◎教育長(徳永文晤君)  教育問題についての、お答えをいたします。1点目で、一番の問題は親だというふうに議員ご指摘でございます。家庭の問題で、今、非常に心配なのは児童虐待という問題が市内でも起こっております。その中で、学校がどの程度入れるのかというのが1つの大きな問題です。今学校・家庭・地域連携について議員ご指摘のとおり、家庭への対応、特に、父親の家庭教育への参加の促進というのが、一番私は問題ではないかと思いますので、従来のように学校だけで解決しようということでなく、今後ますます地域、関係諸機関の協力を得ながら、家庭への入り込みと言いますか家庭へのアプローチを進めていきたいと、考えておるところでございます。 それから、子どもの体験学習に関して、校長が危ないから、もしもの時は責任があるからということで、出さないのではないかということでございますが、禁止、禁止では子どもは成長しません。中学校あたりの決まりにつきましても、校則でくくることで子どもを良くしようという方向は、あり得ないと私は感じております。従って、勿論、十分の配慮をしながら、保護者の了解も得なければなりませんが、大いに体験学習を進めてまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  瓦川議員。 ◆14番(瓦川正純君)  最後になりましたけど、1点だけお願いしておきます。私たち、これから、こういう東九州自動車道やバイパスの問題だけではなく、国・県・市とつながったパイプというのは必ず出てくるわけですね。でしたら窓口をして必ずそういう推進の手順・中身について、行政として地域を集めて説明をする以上は、十分に中身が掌握出来てないと説明出来ないと思うので、今後この面ではなく、いろんな面で関連した事業を推進する場合には、十分なる地域に説明出来るように、今後、指導を図って頂きたいと要望して終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(亀田國夫君)  次の質問者、池田弘干議員。 ◆22番(池田弘干君)  政友クラブの池田弘干でございます。質問通告によりまして、質問をさせて頂きたいと思います。今回の先生方、質問、13名の方がいらっしゃいますが、かつてない質問者が多いわけでありまして、従いまして、私の持ち時間、午前中15分しかありません。 その中で質問をしたいと思いますので、お許しを頂きたいと思います。そろそろお疲れが出て、上瞼と下瞼が合致するような状況もあろうかと思いますけれども暫らくの間、ご清聴をお願い申し上げたいと思います。 今まさに衆議院選挙が実施されておりまして、残すところ僅かとなってまいりました。この政治の課題といたしまして、いろんな政策を掲げて、各政党がしのぎを削っているわけであります。我が党に是非1票を投じて頂きたい。その内容を見ますと、教育問題とか福祉の問題とか、景気の問題、さらには財政の問題、政治改革の問題等々、あげればきりがないほどあるわけでございますけれども、何と申しましても、日本の国家財政の赤字国債等々に見るように、或いは、国がそうであるが故に県も、その他の自治体も大変厳しい状況に強いられておるわけでございます。いわんや企業においては、まさに、その嵐が未だに吹いているところもあるわけであります。 お隣がリストラにあいそうだ。或いは、仕事を探しているんだけどなかなかない。何とかパートでもいいんだけども、こういう状況の世情の中で、今、国政として何としても急施を要する景気対策、このことに取り組みますよというお話も、他人のことにはならないわけでありまして、我が身に置き換えて真剣に、その各政党のお話に耳を傾けているところでありますが、皆さんも同じだと思います。 こういう背景のもとでありますけれども、私どもが、地方レベルで政治家として取り組むべき道は、多々あるわけでありますけども、私は今日、質問させて頂きますことは、歴史の里ゆくはしづくりについてを、テーマとさせて頂いております。もう1つは、教育施設の充実についてであります。都合、2件を市長並びに教育長、或いは、関係所管の部課長のご見解を承りたいと考えております。 最初の歴史の里ゆくはしづくりでありますが、先程、前人の質問者の回答の中で、柏木市長さんも言われておりましたけども、本市には、沢山の先人の皆さんが残した遺跡、或いは先住民の古墳、さらには神社・仏閣、さらには歴史的な遺産、さらには現世におけるところの近代の皆さんが英知を絞ってつくりあげた見所、聞き所、或いは見せ所、こういったものが沢山あるわけであります。 ところが、外から、いわゆる行橋外から来られる方の行橋市の反響、或いは見解、或いは行橋市をどう見るかということで伺ったときに、行橋には何があるんですかが、その答えでございます。従って、これほど貴重な資源がある行橋市において、なぜそういう答えしか返ってこれない現状になっているのか。非常に残念でならないんであります。 勿論、これまでには多くの方々、そして現在もまさにそうであるように、そして、また今日、昨日と先生方が一生懸命、行橋を活性化させよう、行橋の問題を何とか解決していこう、この取り組みがあってるわけであります。しかし、行橋の現状は、今言ったようなことでありまして、非常に残念極まりないところであります。 それは、どういうことかと言いますと、非常に残念でありますけども、看板1つ立っていない、そういう所が多々見受けられる、中にはあるわけですけれども、非常にPR、この分野が遅れているんではないか。その結果が、行橋には何があるんですかという言葉にかわってるんじゃないか。であるとするならば、大変不幸なことであります。 私も一昨年来、歴史の里づくりについて質問をしてまいりました。担当者の皆さんの熱意ある姿勢を求めてまいりました。例えば、椿市にありますキンプク寺、願光寺、景行天皇の記念碑、これを見ても4世紀から7世紀にかけての遺産であります。これは発掘調査もされているんです。同時に発掘した成果もあがっているんです。物も出ております。 その物が実はいつでも見れる状況になっていない。行橋の場合、歴史資料館としてコスメイトの2階にあります。あそこに展示されているものが、本市から出ているものの何分の1その程度しか展示出来ないスペースに、展示場があるという形になっている。 お隣の豊津を見て下さい。人口1万人足らずです。にもかかわらず、立派な歴史資料館があるじゃありませんか。さらに、お隣の願光寺であります。今88箇所、その中の札所になっています。これも歴史的に見た場合、極めて希少価値のある、豊津に国分寺がありますが、ここに3重の塔があります。この3重の塔を備え付けたお寺だった願光寺であります。今どうですか。山間の裏さびれた形でしか残っていません。あるとするならば、柱の石碑。これが行橋、或いは、そこに居られた住職行基さんが奈良の東大寺を建てた。しかも、東大寺の瓦は、この近郷から行っている行基瓦です。日本の代表する仏閣、その中の立役者となった人がいたお寺が、今そういうことです。奈良では、どれだけの観光客が行っていますか。行橋にどれだけの観光客が来ていますか。行橋の方が古いんです。隣の御所ヶ谷の神籠石は600年代ですから7世紀ですね。だけど、そこから弥生の土器なんかも発掘されている。まさに3世紀ですよ。そういったものがあの地域から出てきているんです。歴史に詳しい人たちは、あの御所ヶ谷の神籠石の城跡、まさに、西日本地域に8箇所、その目的は限られているから、多分、大陸から攻めてこられるのを防止するためのお城の跡じゃないかという説を唱える歴史家も居ます。 私は、織田信長の戦国時代じゃありませんけども、それ以前の状況の中で、それだけの体制が出来ただろうか。その根拠は、私の生まれ育った所、隣の英彦山の裏側にある朝倉郡にも神籠石はあります。久留米にもあるんですよ。非常に離れていますよね。 それが一体的な目標と、その防御のために連携をとってやってた。そこまであるだろうかなという感じも片方ではします。しかし、あったとしても不思議ではありません。 大陸から攻めてくる、自分たちの国を守らなければならん、そのための城だと言えばそうかもわかりません。不思議ではないと思います。その説は別といたしまして、これだけの貴重な3世紀から7世紀にかけての資源が眠っている御所ヶ谷、大変魅力な所です。 あそこを先生方も行かれていると思いますけど、ささやかな案内板があります。ここはあるんです。ところが、御所ヶ谷に向けて入って、何と道路がくにゃくにゃ曲がっていること。少なくとも観光に力を入れている、入れる、その気持ち、あるとすれば、私は、少なくとも観光バスが入れるぐらいのスペースの道路形態は、必要じゃないかと思うんであります。道路はくにゃくにゃ曲がらない方がいい。真っすぐ、今なら線が引けるんじゃなかろうか、そんな思いもしているところであります。 同時に、それだけの希少価値のある、おそらく行橋を代表するだけの希少価値なるものと思いますけど、ここを観光バスなり、或いは多くの人が来て頂くということになれば、当然、駐車場の確保というものも必要であります。行政としてお金が足りない、或いは、国・県の助成が今言ったような状況ではありますけど、来ない。であれば、民間活力。 自分のまちのために一生懸命立ち上がる。それぐらいの金は出しますよという人も居るそういった人たちに呼び掛けて、整備をしてもいいじゃありませんか。 隣に松山子安観音というのがあります、稲童に。ここは、田んぼの畔道を通らなければ行けないような所であります。これは、柏木市長さん言われる中核工業団地の誘致のすぐ近くであります。小高い山でありますけども、ご存じのとおりですが、これは、昔は松山城があった所ですね。これなんか、今、行橋は月に30人から50人増えていますね。 10万都市になるのも、そう遠い話ではありません。そうなったときに、あの小高い山を有する、それほど高くもない、歩いてもそう時間もかからない。そういった所は、今、手がつかないうちに公園、或いは皆さんが散策出来る、そういった意味合いの整備をする必要があるんじゃないかな、というふうに思っているわけであります。 このように、或いは駒ケ岳、この山もかつて豊臣秀吉が九州を制覇するために陣を張った所です。そういった貴重な歴史遺跡、さらには、築城の近くに城戸議員が前言われておりました世界第2次大戦の名残り、ゼロ戦の格納庫、こういったものも、平和のために表に、いろんな人に見てもらう。それも私は必要だと思います。 さらに、今、所管としては、商工水産課ということになっていますが、私は市長さんに是非お願いしたいんですが、近郷・近隣にない、これだけの観光資源を持っている行橋市是非、少なくとも観光課という職場を新設を是非して頂きたいなと。隣の吉井町も白壁土蔵づくりで、そういった独自性をもって自立した見解で、行政として取り組んでいる。 地域も行政に甘えることなく頑張っていく。こういったことを祈念しながら頑張っているわけです。従って、私は、これから21世紀は行政に何もかもやって下さい。また行政がやってくれるだろうと、こういう時代ではない。しかし、行政としては、外貨を稼いでこれから市民の皆さんに負担を軽減しながらやっていく、こういう今までみたいな、皆さんが額に汗して納めた税金で、運営をしていく自治体の形態では、もはやない。 従って、外貨を稼ぐためにどのようにするか。これも企業誘致と同じように、極めて本市の場合、観光都市行橋として、大事な課題であろうと思いますので、あえて申し上げる次第であります。そのことのご見解を、お伺いしたいと思います。 それから願光寺、私は前回質問しましてから、もう1年ほど経っています。その後の経過をお伺いしたいと思います。その他、私が申し上げました以外のものでも、沢山あります。限られた時間で言えるだけのものにはなりません。そういった取り組みをどのようにするか、見解をお伺いしたいところでございます。 2つ目、教育施設の充実でありますが、本市は中卒の皆さん、昨年の実績を見ますと、私の調べでは、行橋・京都郡で1658人居られます。その中で公立に通っている人が1212名、私立に通っている人が395名いらっしゃいます。その他の方は、近郷の就職をされているということになろうかと思います。或いは、事情があってという方もいらっしゃるかとも思います。4分の1の方が、私立の学校に通っている。これはまさに行橋・京都郡以外の所に通っているということですね。通学しているということです。 今、自治体が一番求めているのは、若者が地域に沢山いてくれること。或いは、商店街でたむろしてほしい。若者の活力がほしい。エネルギーがほしい。この思いです。 たった3年間かもわかりません。或いは、短大あり4回制の大学あり。残念ながら私学は行橋にはありません。京都郡にもありません。そこで、教育長さんのご見解を伺いたいのでございますが、私立の学校法人、是非、誘致して頂きたいと思うんですが、そのお考えあるや否や。勿論、教育分野ではそういうことでありますが、この方針を出されるのは柏木市長さんであります。市長さんのご見解もお伺いをいたしたいと思います。 貴重な若いエネルギーを蓄えた高校・短大、或いは、4回制大学の人たちが、行橋の繁華街を散策してくれる。これほど、こい願っているものは、私は商店街の皆さんのお気持ちを察するに余りあるものがあると思っています。 それから少し角度が違います。延長して申し訳ありませんが、行橋が駅高架になりまして、その下、商店街の構想があり、或いは駐車場の構想があります。今は駐車場の構想の部分は、南側の方は、今は駐車出来るような形で使われています。実は、昨日、柏木市長さんも駅に行かれたということですが、私も駅をつぶさに見てまいりました。駅のホームにも、或いは駅の前にも、行橋の見所と称する看板は今のところないんです。 どこの駅ホームに行っても、このまちの見所ということで案内板が立っています。是非、これも検討頂きたいなと思います。 同時にまた、話が余談になりましたが、若者がスケートボードを駅前でやっている。だから、それをやらんでくれという札が立っています。私は、そこでは出来ないかもわからないけれども、であるなら、それに代わるものを提供する必要があるんじゃないか。 従って、その場所としては、南側の今駐車場に使っている、あそこが非常にいい、最適な所ではないかと思うんですが、そうなりますと駐車場がない。その南側の方に駐車場は移動してもらえないものかなと。勿論、JRと地元と話し合いをしなければならんことも承知でありますが、そこが駄目なら他の所でも。なぜ、それを言いますかと言いますと、今言いましたように、今、行橋の商店街に買物に足を運んでいる人たち、運んでくれるであろう人たち、これは若者に魅力があるわけであります。勿論、高齢者の方々も駅の方に行かれるわけでありますけれど、その環境が今ひとつ足りない。これは瀧先生も、昨日、質問されておりましたけど、まさに何としても商店街の活力を、今一歩、知恵を絞って素晴らしい活力あるまちづくりをしたいものと考えておりますので、あえて申し上げたところでございます。 10分ほど超過しましたことをお詫びしまして、壇上からの質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(亀田國夫君)  池田議員の質問中でありますが、正午を過ぎましたので、これより暫時休憩をいたします。               休憩 12時11分               再開 13時10分 ○議長(亀田國夫君)  定足数に達していますから、只今から会議を再開いたします。午前中に引き続き一般質問を行います。 執行部に答弁を求めます。柏木市長。 ◎市長(柏木武美君)  午前中の池田議員の質問に、お答えをさせて頂きます。歴史の里行橋づくりについて、史跡のよみがえりで行橋のまちづくりというご質問でございます。行橋市内には、国指定1箇所、県指定6箇所、市指定9箇所の有形・無形文化財があります。そのうち、特に御所ヶ谷神籠石、椿市廃寺につきましては、現在、史跡公園化に向けて、用地の買収を進めているところでございます。今後は、その他の重要遺跡や指定文化財の説明板を設置するなど、保存のための整備を進め、これらをネットワーク化し、歴史の里行橋として、行橋のまちづくりに取り組んでまいりたいと思っております。特に、御所ヶ谷につきましては、行橋市の初代の末松市長さん、非常に御所ヶ谷に興味をもっておられまして、亡くなった後にも、末松市長さんの碑をあそこに置くというぐらいに、御所ヶ谷については、興味をもたれたとお聞きをしております。 その後、この御所ヶ谷についての開発が中断をされてまいりました。私も、市長就任以来、この御所ヶ谷神籠石というのは、久留米にも沢山ありますけども、行橋の神籠石ぐらい原型をちゃんと保ち、大きな神籠石はないということで、私はこれをどうしても国の指定をとり、そして世の中に出したいということで、今取り組みを行っているところであります。また、椿市廃寺につきましても、土地の整理をするときに、土地の買い上げに行きましたけども、やはり地元の方が分けて頂けないということで、土地の買収も未だに出来上がってないという状態でございます。私は議員、指摘のように、やはり行橋というのは遺跡、古跡というのは沢山ありますので、これを生かしたまちづくりは、どうしてもやらなきゃいかんということで、そういう古跡・遺跡、そういうものをきちっと整備をして、行橋の観光マップを作り上げて、行橋外から来た人たちが、1日ゆっくり行橋のそういう所を観て頂けるようなものをつくりあげたいということで、この御所ヶ谷の国指定をし、そして公園化に向けて、今、取り組んでいるところでございます。 道が曲がっているというご指摘もありました。しかし、一応バスは通れます。と同時に今、駐車場の跡地も買いまして、この駐車場にも整備をいたしております。また、県の方と一緒になりまして、水環境で今、御所ヶ谷の整備をいたしております。今後も買収をしながら、出来るだけ早い時期に公園化に向けて取り組んでまいりたいと思っています。  次に、私立高校の誘致の件でございます。私、市長になりまして、覗山で学校を造ろうという計画を立てまして、図面まで作った経過がございます。その時に、高校、小・中・高一貫校を造ろうということで、図面まで作り上げた経過がございます。 その時に、私立高校についても勉強いたしました。ところが、ご存じのように、今、少子化の時代を迎えております。従って、県におきましては、県営の高校でも統廃合をしようという時代でございます。従って、私立高校については、現在、福岡県の中で、私立高校をもっておられる方が、その1校でも廃校にして、行橋に造るということであるならば県の方は認可を認めるという話のようでございました。そういうことで、私も県下の中で私立高校を何校かもたれている理事長さんとも、気やすく付き合っておりますので、そういう方と相談をして、出来るだけ行橋に、あなたのもっている私立高校を廃校にして、行橋に造って下さいというお話はしておりますけども、なかなか実現してないのが現状でございます。 それから、駅の案内板が無いというふうに言われております。これは早速JRと協議をしまして、うちの観光の場所の案内板を駅に作ろうということで、今から取り組んでまいりたいと思っております。 次に、観光課のご要望がございましたけども、行政改革等をやって、今、課をある程度削減していこうという時期に、課の増設というのは如何なものかなとも思っております。 現に、今、私ども中核工業団地の誘致に向けて、企業立地課をつくろうという計画もあるわけです。私も先進地を見学に行きましたけども、工業団地を誘致をして、企業を沢山もってきている、そういう自治体は、うちと同じぐらいの人口のまちなんですけども、東京に事務所をもって、企業立地課だけを東京にやって、1年中企業の誘致に取り組んでいるという自治体もございます。従って、余談になりますけども、新しい課としては、企業立地課はつくりたいなと思っております。議員の指摘する観光課につきましては、私は係ぐらいを補強しながら、取り組んでみたいと思っております。 その他、椿市廃寺の跡地のことにつきましても、これは所管より答弁をいたさせます。 以上で私の説明を終わらせて頂きます。 ○議長(亀田國夫君)  教育長。 ◎教育長(徳永文晤君)  池田議員の質問の内、特に椿市廃寺のその後について、お答えいたします。椿市廃寺の史跡公園の整備計画の取り組みにつきましては、全体がおよそ7000㎡。 その内、平成11年度に約200㎡を購入したのみで、残りの部分については、先程市長が言いましたように、未だ地元地権者の了承が得られていないのが現状でございます。今後とも継続して地権者の了解を得るべく努力をしてまいります。 文化財を活用したまちづくり基本構想につきましては、先年出されておりまして、その中でも御所ヶ谷や椿市廃寺、或いは、今川の水辺の整備等がありますので、特にこの中の御所ヶ谷、椿市廃寺は出来るだけ早く地権者と交渉を進めていきたいと考えております。 さらに、将来構想といたしましては、議員がおっしゃいますように、行橋全体をとったところの構想をもって、今後マップづくりとか、鳥瞰図づくりとか進めてまいりたいと思います。この中には、例えば福丸古墳群、馬ヶ岳の問題、御清水池、下稗田遺跡、稲童石並の古墳群、飛行機の掩体壕跡、こういうものにつきまして、既に教育委員会として、過去調べを進めておりますので、そういうマップづくりもやってみたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  池田議員。 ◆18番(池田弘干君)  柏木市長さん、明快なお言葉を頂きありがとうございます。同時に、また徳永教育長さん、ありがとうございます。 一緒に手をつないで行橋の活性化のために、まち起こしをやりましょうという、いつもお会いする度に柏木市長さんから、ありがたい言葉を頂いております。そういう中での質問であり回答でございますので、大変ありがたく思っておりますが、社会教育課の分野であろうかと思いますけど、マップ等の取り組みをということでおっしゃって頂きました。さらに、現地の案内板、或いは表示板、そういったもののご検討もあわせて頂ければ、その地域を、例えば車でドライブしながら、道路上にそういったものがありますと、ちょっと寄って行こうかという気持ちにもなります。従いまして、大変大事なことじゃなかろうかと思いますので、ご検討を頂ければ大変ありがたいなと思っています。よろしくお願いいたします。 私学の問題につきましては、かつて柏木市長さんが真剣に取り組まれて、その結果の話も伺っております。しかし、先程言いましたように、中学校卒業生の約4分の1の方々が私も先程の数字は、実は総合数値だけを申し上げましたけども、行橋・京都郡のトータルの数字なんですね。1600なにがしの数字は。従いまして、例えば細かく言いますと、苅田が446名卒業生が11年度に居りましたけども、そのうちの308名が公立、私立が108名、他の方が30名ほどいらっしゃいますが、これは就職とか、或いは、家事の都合でということもあろうかと思います。犀川をみますと、110名の卒業生の中で78名が公立、非常に優秀ですね。同時に私立が32名という内訳になっています。 豊津はと言いますと、90名卒業の中に69名の公立で、私立に入った人が21名。それから、勝山も101名の卒業生に対しまして82名が公立で、19名の方が私立に行かれています。行橋をみますと、911名の卒業生の中に、675名が公立に行かれています。私立は215名、他31名の方がいらっしゃいますが、先程言いましたような要因だと思っています。合計いたしますと、1658名の中に、公立に行かれている方が1212名で、私立に行かれている方が395名ということで、4人に1人が私立に通っているということなんです。この近郷には、行橋・京都郡にはありませんから、当然、北九州中津、大分の方に行ってるということなんですね。貴重なエネルギッシュたくましい高校生が、北九州、或いは大分に分散しているということです。 私も皆さんもそうかと思いますが、高校生時代というのは、思春期とも言われていますように、そこで学んだものは、非常に体にしみついてきます。従いまして、今でも、この地域でも高校バスみたいなものがあったりするというのは、そういうところのことじゃないかと思います。母校を憂い、そして母校に誇りをもつ、そういったものだと思っておるわけでございます。従いまして、そういう点では、あえて北九州、或いは、大分県の方に今の4分の1の方が行かれている現状を見ますときに、行橋市にそういったものがあれば犀川、豊津、勝山、行橋も含めて、あえて遠くまで通学という形のものにならなければ、経済的にも大変助かるわけでありますし、同時に、また郷土の誇りという意味でも、若い人たちが、行橋・京都郡の範疇で勉強したという、その想いも大変深いものがあって、将来にわたって育んだものが残っていくんじゃなかろうかと思うわけであります。 その想いを考慮しながら、柏木市長さんが取り組まれた経緯は十分承知しております。あえてお願いをするわけでございますけども、今後ともよろしくお願い申し上げたいと思っておりますので、あえてお願いをさせて頂くところでございます。以上です。 ○議長(亀田國夫君)  次の質問者、田渕哲議員。 ◆16番(田渕哲君)  政友クラブの田渕でございます。早速質問に入らせて頂きます。平成11年7月に、地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律が公布され、中央集権行政を地方分権型へと転換するもので、12年4月に、この法律が施行されました。分権型社会の受皿の構造と、体制を整えていく方策づくりへと実行の段階を迎える時期が来たと思われます。その現実の中、当京築地域においても、数か月前、豊前市を中心として、近隣の市町村合併の記事も新聞に記載されていました。行橋市周辺の京築、京都郡においても、少子・高齢化社会の到来や、地方分権の推進など、市町村行政体制の充実・強化を図るためには、広域的展開が必要になってくるのは、短時間でやってくるはずです。当市においても、一部事務組合でのごみ処理、上水道、学校給食、急患センター事業など行われておりますが、高度化する住民ニーズや、新たな行政需要に的確に対応するには、地域的に一体の圏域で複数の市町村が協力し、行政サービスを提供することが、住民の生命、財産を守り、福祉の向上にさらに役立つと思っております。 身近なことでは、豊津の公式陸上グラウンドが、行橋市民も使え、勝山の人が行橋の総合体育館を使い、苅田の人が犀川のキャンプ場を、町民と同じ料金で利用出来る、郡・市の全図書館の検索システムを立ち上げ、図書館の相互利用を、同じ料金で利用出来るなどのようになれば、地域間の交流がさらに進展することでしょう。また、地域の共通するパンフレットや、広域的観光ルートの総合案内板設置など、ネットワークすることにより、今後の広域的な魅力づくりが出せることが出来るはずです。 今後の施設建設については、それぞれの箱物を設置するのではなく、各市町村が地域の特性を生かした役割り分担をし、施設の効率的配置と、一体的な地域づくりをするためにも、1日も早く、一部事務組合でない協議の場をつくったらどうでしょうか。広域連合と市町村合併の比較や、メリット・デメリットなど、今後の計画をもお聞かせ下さい。 次に、市民にとって、便利な乗り物として利用されてきました路線バスが、来年9月、国・県補助の打切りにより廃止が予定されています。行橋市内の単一路線や、広域路線の交通空白地が生じてしまうことになります。廃止により高齢者、障害者、子ども達、通勤など、交通手段での弱者を守るためには、平成鉄道と同様に、バス路線を廃止すべきではなく、引き続き走らせる方法はないものかと、政友クラブ4名で他市への研修へも行き、討論もしてきました。山つき、海つきの交通の便の悪い所、市内の主立った施設への巡回も含め、存続が必要ではないでしょうか。行橋市には2台のバスとコスモス号、ウィズ号も所有しており、この4台も利用した交通弱者へのための施策を講ずるべきと思います。今後、どのような方針なのかを、お尋ねいたします。 以上で壇上での質問を終わります。 ○議長(亀田國夫君)  執行部に答弁を求めます。柏木市長。 ◎市長(柏木武美君)  只今の田渕議員のご質問に、お答えをいたします。1点目の広域行政の取り組み方についてでございます。地方分権一括法が施行され、今後ますます広域行政の推進が叫ばれてくると思われます。その前段として、国は広域連合制度を発足させました。また、広域合併の推進も打ち出しております。これを受けて、福岡県は広域合併は旧郡単位で検討するとし、県内を18区に分けております。 この広域連合や広域合併は、いずれも制度の活用でありますので、合併しないための広域連合制度の活用と、合併を前提にした活用とが考えられます。合併のメリットとして、地域の一体的整備が図られ、市町村の行財政基盤の強化が図られ、豊かな高齢社会を迎えるための社会福祉等、身近な行政サービスの充実が図られ、組織の統合や合理化により、経費の削減や行財政運営の効率化が図られます。職務の高度化や専門家等に対応して、人材を広く求めることが可能となり、職員の資質の向上や組織の整備・充実等を図ることが出来る。公共施設の効率的な配置、利用が可能となる。行政投資を効率的・効果的に実施することが出来るようになる等が、メリットとしてあげられております。 デメリットとしては、中心部と周辺部での地域格差が広がる。きめ細かなサービスが出来なくなり、住民サービスが低下すると言われています。私は、現行の一部事務組合の事務を見直し、統廃合をやるべきと思っております。その中で、施設の統一的な利用や、利用料金等を検討出来るのではないかと思っております。 次に、2点目の廃止バス路線の対応でございます。昨日の德永議員の質問にもお答えしたとおり、存続の方向で協議をいたしますが、来年9月末日までは、京築交通の現路線を維持いたします。その後については、本年末までにバスの小型化や、小型バスによる市内循環、乗り合いタクシー等の検討を行ってまいりたいと思っております。 また、規制緩和による新たな業者の参入についても検討し、路線バスの維持に努めてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  田渕議員。 ◆16番(田渕哲君)  今後、一部事務組合を統合して、効率のいい運営を行うということでありますけど、まず最初にこういうのは、やはり年月が多少かかろうと思っています。 一番最初に出来るものとして、さっき提案いたしました例えば、図書館の本を行橋が貴重な本をもっていると、他の町村ではないと、そういう実情があろうと思います。 そういうのを共同で使うような、共同で同じ料金で使うようなシステムとか、そういうのは各自治体での話し合いで出来ないものでしょうか。そういうことからやって、将来の統合に向けていけば、なおさら、いい圏域が出来るんじゃなかろうかと思っております。 それとバス路線の件ですが、バス路線の維持に努めますけど、12年9月30日までは京築交通で運営をしますと。その後については、民営化も含め、今検討していますという答えですけど、じゃ12年10月1日には、バスを利用している方は、タクシーの予約なり、何かの手段を考えておかなければならないのか。それとも10月1日も、どういう方法かはまだ決定してませんけど、今の路線バスが守られるというふうにとっていいのか。そこら辺を、どちらかお答えして頂きたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  柏木市長。 ◎市長(柏木武美君)  田渕議員の再質問に、お答えをいたします。1点目の統廃合をする以前にやるべきこと例えば、図書館のことがあるんじゃないかということのご意見でございます。図書館の相互利用につきましては、拠点地域で検索システムの立ち上げ、準備を今、進めているところでございます。 次に、バス路線についてですけども、平成12年、それから昨日申しましたけども、広域には13年度末というふうに申し上げました。私、この市内路線が平成12年と申し上げたんですね。広域路線が13年というふうに申し上げていますけども、市内路線も出来ましたら、うちの方で県と補助をしながら、とりあえず13年までは、現行の京築バスでやって頂こう。13年以降につきましては、今言った民間を入れる、或いは、小型化をするという協議をしながら、13年以降については、そういう協議をしていこうという考えでございます。以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  田渕議員。 ◆16番(田渕哲君)  では市内路線については、13年9月まではちゃんと、市民が心配することなく走らせるということですね。 それと図書のことも言いましたけど、図書以外にもやれそうなことがあるんじゃなかろうか。さっき言いました例えば、この地域では豊津で公式な陸上グランドもございます。そういうのも相当の投資をして、建設していると思うんですけど、やはり近隣の人が同じ料金で使い合うことによって、折角の施設が有効に利用されると思いますし、また、例えば、行橋の体育館が常時使っとる、他の体育館はひょっとしたら空いてるかもしれませんし、他の市町村では、大きなイベントをする時には、町の体育館では小さいから、行橋の体育館を使わせてくれとか、まだ、利用度を高めるやり方があろうと思います。 そこら辺のことは、各首長さんの気持ちがあれば、早めに実行出来る範囲ではなかろうかと思いますので、早めにそういうことを相談し合って頂ければ、喜ぶ人が非常に多いだろうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(亀田國夫君)  柏木市長。 ◎市長(柏木武美君)  田渕議員のご質問ですけども、例えば、豊津の陸上グラウンドですね、これは今豊津町がやっていますね。これは今改修する計画があるんですね。この改修に向けては、豊津町1町では非常にきついから、これを、例えば1市4町の広域で取り組んでくれという豊津の教育長の要望もあってるんです。これについては、私ども1市4町で県に対して、そういう要望も行っておるところでございます。 従って、こういうことをやりながら、今議員ご指摘のように、やはり豊津の総合グラウンドを1市4町、或いは京築で使っていく。そういうことも考えた中での要望をやっているところでございます。以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  次の質問者、田中建一議員。 ◆2番(田中建一君)  市民クラブの田中建一でございます。大変お疲れのところでございますけども、今日の一般質問にあたりまして、ご質問申し上げたいと思います。 まず、質問に先立ちまして、去る6月の全国市長会総会におきまして、柏木武美市長が副会長に選任されたとお聞きをしました。行橋市民として、心からお慶びを申し上げたいと思います。7万都市行橋市としては、名誉あることだと思いますし、今後も、行橋市発展に向けて、頑張って頂くようにお願いを申し上げたいと思います。 さて、発言通告に従いまして、2点にわたり質問をしたいと思います。回答は分かりやすくご説明頂きますよう、お願いを申し上げたいと思います。 まず、質問の第1番は、行橋市基本的人権擁護条例、基本的人権擁護に関する条例につきまして、その取り組みの推進状況と、その具体化について、お聞きをいたします。今世紀も今年でいよいよ最後となりまして、21世紀は人権の世紀と言われております。この行橋市の条例につきましては、平成8年の市議会におきまして制定をされております。特に、条例の中では、目的の項目で、世界人権宣言を基本理念とし、部落差別をはじめ、在日外国人、障害者、女性などへの差別など、あらゆる形態の差別をなくし、人権意識の高揚を図り、全ての市民の基本的人権が尊重される、平和な明るい地域社会の実現に寄与することを目的とすると、このようにうたわれております。 さらに、市の責務といたしまして、必要な施策を総合的に推進するとともに、行政全ての分野で、市民の意識、人権意識の高揚に努めるものとする、とも、この中に入っております。条例制定から今日まで、4年間が経過をいたしておりますが、市民に対し、市長部局といたしまして、どのように、この条例の推進具体化を図ってこられたか。また、具体的な施策のために、どのような予算措置をしてきたかを、ご説明をお願い申し上げます。質問の2番目は、人権教育のための国連10年の取り組みについての質問であります。国連では、戦争の反省と人権尊重の立場で、1948年の国連総会におきまして、世界人権宣言が採択をされました。画期的な宣言だと言われております。その50年後の1998年、1昨年ですけども、その具体化を求めて国連によりまして、各国に多様なプロジェクトを進められ、全世界に向け人権教育の推進をするように、国連の方から呼び掛けがなされております。福岡県では、特に、この国連人権教育の推進のために、県知事が本部長となり、推進本部を直ちに設置をし、その具体的な行動を策定をし、その推進には具体的に、あらゆる角度で実施を進められていると聞いております。 また、我が行橋市の近隣市町村や、福岡県内の多くの自治体におきましても、取り組みが進められておるようでございます。行橋市はそれに対しまして、人権救済や差別の現状を抱える多くの市民の声を、行政に反映をし、人権擁護行政を確立する義務があると私は思います。 行橋市では、平成9年に市民の人権意識に対しまして、市民意識調査を実施をしております。その調査の結果をみますと、まだまだ市民の人権意識が低く、市民への啓発が急務と思われます。教育委員会では、各公民館における人権講演会や啓発誌の発行など、啓発に努力をされていることは認めますが、まだまだ十分とは言えない中身になっておると思います。特に、市議会の中で差別問題につきまして、議員各位の方から沢山なご意見が今日まであっております。特に、被差別団体に所属します私としましても、差別の一例を申しますと、私は、まだ余り機械に詳しくございませんが、現在、インターネットなるものが、相当普及をされておるようでございます。このインターネットによる情報交換に差別的な情報が流され、あたかも差別の先導をすると思われるような情報が流されておる今日でごさいます。私たちが全く知らない所で、そのような行為がなされております。 さらに個人のプライバシーは、特に保護しなければならないところでございますが、このプライバシーを調べて商売にするというような行為が後を絶ちません。特に、商いにする興信所などが、国内におきます企業から依頼をされ、調査をする行為がなされております。大阪府などでは、このようなことが明らかにされ、企業が直接、履歴書を持参をし、会社に応募をした皆さんの事前の調査をするような行為がなされております。 その中には、当然、その方が部落出身であるかどうかというような、調査がなされておるのが実態でございます。 行橋市は、全国有数の被差別部落を抱える自治体でありますし、被差別の立場を抱える市民が、多く行橋市内に在住をされております。市行政からの具体的行動を、1日も早く実施を求めていきたいと思っております。行橋市として、人権教育推進は、市の責務であり、その推進体制を、具体的行動計画等を明らかにして頂きたいと思います。 以上、壇上からの質問を終わりたいと思います。大変ご清聴ありがとうございました。 ○議長(亀田國夫君)  執行部に答弁を求めます。柏木市長。 ◎市長(柏木武美君)  只今の田中議員のご質問に、お答えをいたします。1点目の基本的人権擁護に関する条例制定後の市民に対しての推進の具体化、内容及び予算についてと、今後の推進計画について答弁をいたします。 平成9年6月、市民の人権問題に関する意識の現状や、傾向及び課題を科学的に把握し今後の人権施策の推進や、効果的な市民啓発のあり方を探り出すことを目的に、人権問題についての、市民意識調査を実施いたしたところであります。 調査項目としましては、1、女性問題について。2、エイズ問題について。3、同和問題について。4、在日外国人問題について。5、障害者問題について。6、高齢者問題について。7、アイヌ問題について。調査を行い、その集計は調査委員会によって行い、分析・考察は、所内組織である市民意識調査委員会で原案を作成し、福岡県立大学人間社会学部、森山浩一教授の監修を得て、報告書を作成したところであります。 また、調査実施から報告書作成に至るまでの経費は234万7000円でございます。推進方法、今後の取り組みにつきましては、それぞれの項目別に所管部長に答弁をいたさせます。 次に、2点目の人権教育のための国連10年の取り組み推進についてでございますが、人権教育のための国連10年の施策を、各関係所管が連携・協力して、総合的かつ効果的に推進するため、私を本部長とする推進本部設置要綱を策定し、平成12年7月1日施行に向け、事務手続き中であります。また、今後の推進方針は、この推進本部で検討してまいりますが、議員ご指摘の人権問題についての市民意識調査の結果を、十分考慮し、各施策を推進してまいる所存でございます。以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  総務部長。 ◎総務部長(上田秀治君)  市長答弁に対しまして、補足答弁をさせて頂きます。まず、人権問題に関する市民の意識調査、この7項目の分析・考察をする中で、今日までの取り組みにつきましては、人権問題、啓発誌のきらめき、これは月に1回発行しております。それから、みんなの学習、これは年3回から4回の発行でございます。この中で、市民啓発を行ってきたところでございます。 また、職員の研修につきましても、実施をいたしてきたところでございます。特に、女性の問題につきましては、人権問題の意識調査以前に、当市としては取り組んでおりまして、平成7年11月に、女性行政庁内連絡会議を設置いたしまして、現状把握を行い、平成8年4月に、秘書企画課に女性問題担当窓口を設置したところであります。 そして同年8月に、行橋市女性問題懇話会を設置をし、広く市民から意見を求めると同時に、平成9年2月には、行橋市民の女性に関する意識調査を独自で実施をし、今後の方針の参考としたところでございます。 そして、平成11年3月に行橋市男女共同参画プランを作成したところでございます。この間、行橋女性会議を発足させるとともに、人材養成、市民意識の啓発事業として、女性問題セミナー等への参加旅費を助成をし、あすばる出前講座inゆくはしの開催、ゆくはし女性フェスティバルの開催、女性センター等の各種開催事業への参加推進、女性問題学習会、研修会開催に取り組んできたところでございます。 今後の取り組みにつきましては、行橋市男女共同参画推進会議を、今年度に立ち上げるとともに、パソコン講座や労働関係、セミナー等を実施をし、さらなる女性の地位の向上と人権意識の高揚に努めてまいる所存でございます。 次に、エイズ問題の今後の取り組みでございますが、エイズは、1つの病気に過ぎないものであるという理解と認識のもとで、社会的な偏見や誤解を払拭する必要があると思います。と同時に、医療機関と連携を密にする中で、市民の理解や行動の変容を促す教育・啓発活動を今後とも推進してまいりたいと考えております。 次に、在日外国人問題についてでございますが、今回の市民意識調査では、在日外国人に対する市民の意識の一端を外国人との結婚問題、人権問題の解消策、啓発の方法によって探り出したところでございます。その結果、市民の関心は、人権問題に取り組む住民組織への参加。2点目といたしましては、自主的なサークル活動への参加。3点目といたしましては、地域交流行政への参加。このように直接、体験活動をあげた人が大多数を占めておるのが結果のまとめでございます。このようなことを踏まえまして、今後、教育・啓発活動の充実を図ってまいりたいと考えております。 最後に、アイヌ問題について、今回の調査では、アイヌの問題の認知時期や認知源については、殆どが義務教育である小・中学校が唯一の情報源となっています。このことは、社会啓発の不十分さを指摘していると思われると思います。そこで、今後の取り組みといたしましては、アイヌ新法で定めているように、アイヌ文化の振興及びアイヌの伝統等に関する組織の啓発普及の重要性を考え、アイヌに対する教育や普及活動の推進を図って、今後の取り組みとしていきたいと考えております。 以上が、私の方から4点についての項目の説明でございます。後、福祉部長の方から同和問題、障害者、高齢者についてお願いします。 ○議長(亀田國夫君)  福祉部長。 ◎福祉部長(福島英雄君)  市民意識調査の項目の内、3番と5番と6番、同和問題、それから障害者問題、高齢者問題について、福祉部長からご説明を申し上げます。 まず、同和問題についてでございますが、人権擁護推進審議会の答申の中で、特に、同和問題に対する課題として、国民の意識は、これまでの同和教育及び啓発活動の推進によりまして、着実に解消の方向に向け進んでいるという答申がなされておりますが、しかし依然として結婚問題を中心にして、まだ、その差別意識が存在しているというふうに指摘をされているところでございます。このことは、国民に人権の意識や、その重要性についての、正しい知識が十分に認識されていないということでございまして、このようなことから、本市といたしましても教育部門とともに連携をし、同和問題解決のための同和研修及び同和教育や啓発に、積極的に取り組んでいるところでございます。 さらに、国連総会で決議されました人権教育のための国連10年の施策を推進するための取り組みも、現在、図っているところでございます。 続きまして、障害者問題についてでございますが、障害者の人権擁護につきましては、障害者を1人の人間として、市民としての基本的理念をもとに、地域社会の一員として暮らし、地域社会を支える1人の人間として、1人の市民として、個人の自尊心と自立心をもって暮らすことが、当たり前のような社会が実現することを、現在、我々は目指しているところでございます。そのために、障害者がそのあるがままの姿で、他の人々と同等の権利を享受出来るようにするという、ノーマライゼーションの社会の実現をするための事業の推進を図っているところでございます。 次に、高齢者問題についてでございますが、今後、本格的に到来する高齢者社会を活力あるものとし、その人権を擁護するためには、高齢者自身も含めた社会全体が高齢者に対し、身体的・社会的弱者といった従来の画一的な考え方を打破し、高齢者が地域社会において、第2の現役世代として、積極的にその役割りを果たす、地域社会づくりを推進しているところでございます。そのために、本市の取り組みといたしましては、生涯学習活動や生涯レクレーション、生涯スポーツ、レクレーション活動、老人クラブ活動、世代間交流活動、また、就労活動のためのシルバー人材センターの設立と、高齢者自身の意欲とパワーを地域社会に生かせる施策の推進を図ってきているところでございます。 以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  田中議員。 ◆2番(田中建一君)  ご答弁はよろしいと思いますけども、要望だけ申し上げたいと思います。今まで市議会の議場の中で、特に、部落問題につきまして、解決の方向に向けて大きく前進をしたんではなかろうかと。実態はそのように、もう解決に淘汰をしているんじゃなかろうかと。そのようなお話もあったやに聞いております。行橋市の中の現状は、果たしてそうであろうかと。決して私はそうではないと思っております。 議員各位からもおっしゃられましたけども、やはり高校の進学率、また、大学の進学率に至っては、大変厳しい状況がある。また、行橋市が実施をされまして、私も質問いたしましたけども、人権意識調査の意識調査の中にも、やはり結婚の時には、相当部落問題に対しまして、同和地区出身であるかどうかということを考慮するという中身の方が、やはり多いというのが、やはり実態ではなかろうかと思っております。 日常生活の中で、特に言葉で行動で、態度で示すことにつきましては、今日、そのような行為は比較的見えなくなりましたけども、本質的な部分につきましては、依然として厳しいものがあると私は考えております。 市の執行部の皆さんも、是非そのような基本的な考え方は、多分、私は同じだろうと思っておりますので、特に今後の同和行政、また行橋市が進めなきゃなりません人権の推進のための行政、この中にしっかりとした考え方をもって頂きまして、今後、推進をよろしくお願い申し上げます。以上で終わります。 ○議長(亀田國夫君)  会議運営上、ここで5分間休憩いたします。               休憩 14時06分               再開 14時17分 ○議長(亀田國夫君)  定足数に達していますから、只今から会議を再開いたします。 次の質問者、進弘旨郎議員。 ◆7番(進弘旨郎君)  政友クラブの進弘旨郎であります。議員の皆さん、そして、執行部の皆さん、大変疲労困憊に達していると思います。栄えある24番を引き当てましたので、出来るだけ簡略にいこうとは思いますが、折角の機会でありますから、次のことをお尋ねをして、すっきり終わりたいと思います。従って、執行部におかれましても、出来る限りすっきりと、お答えを頂きたいなと思います。 私は質問事項を3つ出しておりますが、一番最後の一般質問に対する答弁については、時間の関係で要望に切り替えます。 そこで、私は環境問題と市民サービスの向上。それと責任体制について、お尋ねをしていこうと思います。環境問題については、先輩の議員が、これまで繰り返しお伺いをしています。従って、私は次の点について、お答えを頂きたい。 私はこれまで自分の考え方として、物事は全て基本が大事だと。建築物についても、家についても、いわゆる基礎がしっかりしているかどうかで、その後の上がかわってくる。いわゆる物事であれば、機能がしっかり働くというふうに考えています。 従って、我が市における環境問題の基礎が、基本的な考えがどうあるかで、その後の取り組みが、全然かわってくると思います。従って、環境問題に対する市としての基本的な考え方について、お伺いをしてまいります。 2つ目は、みやこ苑の関係は、繰り返し巻き返しお伺いをしましたんで、省略します。2つ目として、環境問題というのは、素人の私どもでは、理解出来ないようなことが報道されてきます。例えば、環境ホルモンの問題1つとってみても、私どもには分かりにくいところがあります。或いは、プラスチック漁船の処理の問題等々、今まで考えつかなかったようなことが、突然あがってくると思うんであります。そういう場合、市民の皆さんの不安を取り除くために、市の部局に、それに対応出来る体制をつくっておくべきではなかろうかと思います。この付近の考え方について、お尋ねします。 併せて、先輩議員が給食センター建替えとからんで、いろいろ質問をいたしました。私は次のことを市部局にお伺いをしようと思っています。それは生ごみが一緒に収集されて、西谷のみやこ苑で焼却をされていると思うんです。そうしますと、生ごみですから、焼く場合、温度が下がります。温度が下がると800度が、どうだこうだと言っていますが、これよりも下がるとダイオキシンの発生が大量になると聞いています。 従って、給食第1センターだけでも結構なんですが、発生する生ごみを、これから、おそらく21世紀の時代には、主役になってくるであろうコンポストの小型プラントを、試験的に導入をして、そこで堆肥化をする、肥料を作る。その肥料を小学校や中学校にお配りをして再利用していく。これは、今までの考えと一緒に検討して頂いても、いい案ではなかろうかと思うんです。従って、今後、市が給食センター問題、或いは、ごみ問題を考える場合、私が今提起をしたようなことも含めて、ご検討頂ければ幸いかと存じます。 次に、市民サービスの向上と責任体制についてであります。何で私が今さら、これまで繰り返し討議をされてきた問題に言及をするか、ここで持ち出すかということでありますが、私、今度の選挙の中で、多くの皆さんから、もしお前が議会に通ることが出来たら、この問題はしっかりと発言をしてくれ。伝えてくれと言われました。あえて私は問題提起をさせて頂こうと思います。 これまで、先輩の方々が討議をしましたことを、全部私は抜きにします。そして、今、市民がどういうふうに考えているかということから、ちょっと考えさせて頂きます。 市民の皆さんが窓口に来て、いわゆる奥に座っている偉い方、おそらく課長職や部長職の皆さんだと思うんでありますが、新聞を広げて見ている。前に居る職員は忙しそうにいろいろやっている。これは、ちょっとどうかねということです。こういうことから、私にそんな質問が来たんだと思うんであります。 今、民間企業では、リストラという訳の分かったか分からない英語で、首切がされようと、働く職場を失おうとしている現実の中で、役所に来ると、やっぱり何か全体的にのんびりしているという感をもっているんじゃないかと思うんであります。 私ども政友クラブでこの本会議を迎えるにあたって、勉強会等、協議をいたしました。その中で、明らかに出されましたことは、いわゆる、どこのお年寄りか分からないけど、市民のお年寄りが窓口に尋ねて来ていた。そしたら女性の職員が、カウンターを越えて出てきて、あそこの窓口にこういうふうになっています。あの窓口に行って聞いたらわかると思います。こういう説明をしている職員の方も居るわけです。そういうことをしながらも、私今のようなことを申し上げなければならないというのは、どこか、たががゆるんでいるんじゃないでしょうか。何か1つ歯車が狂っているんじゃないでしょうか。私はそう思いますから、あえて問題提供をさせて頂こうと思います。 そういう職員が懸命に努力をして、何かトラブルが起こった場合、責任はどうなっているのか。かつて行橋で、水道の料金徴収の着服問題が起こったことが記憶にあります。 このとき、聞くところによると、トップの責任者は、それで引責辞任したかどうかは別にして、辞任をされたと伺っています。いわゆる今、役所全体で、市長が前に出て、全力で引っ張っているものの、全体的には、いまいち何か、たががゆるんでいるんじゃないでしょうか。市長も本当に大事にしようと思えば、助役や収入役や教育長が助けていく。 その皆さんを大事にするためには、部長職が助けていく。部長が大事な部長とするならば、課長や係の皆さんが助けていく。逆に前線でトラブルがあった場合は、職員の責任にするんじゃなくて、係長が前に出る、課長が前に出る、そして部長がその前に出る。 最後は3役が前に出るという、逆のことが行われれば、皆は意欲をもって、今以上の努力をすると思うんであります。昨日から今日にかけて、初めて私は本会議に出ました。 いまいち何か、ぴんと張った行橋の21世紀を迎える大事な時期だと、皆、口で言いますものの、責任体制が、いまいちはっきりしてないんじゃないかなと考えました。 私は、そのことを市執行部にお伺いします。人事、いわゆる市民サービス、市民窓口のサービスの基本的な考え方を、お尋ねします。 次に、私は今日、問題提起して出来るとは思いませんが、出来ないことを言うつもりはありません。お客さんや、いわゆる知らない方が来た場合は、お客さんだと思って結構だと思います。いわゆる業者の諸君が来た場合は、名刺受けがありますから、業者の皆さんは、それに名刺を入れて帰ると思います。それ以外の皆さんが窓口に来た場合、いわゆる課長や部長は、2秒間、椅子から立ち上がろうじゃありませんか。そして、挨拶をしようじゃありませんか。挨拶をしてお客に進めて座ろうじゃありませんか。 そして、ところで何でお越し頂きましたかと聞くようにしようじゃないですか。それを見た職員は、課長や部長があのようにお客に接している。ならばおれ達は、それ以上に市民を大事にしていかないかんというのが、必ず浸透します。これが俗に言う率先垂範だと思うんであります。演説はこれで終わります。 執行部のすっきりした意見をお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(亀田國夫君)  執行部に答弁を求めます。柏木市長。 ◎市長(柏木武美君)  只今の進議員の質問に、お答えをいたします。1点目の環境問題について、市としての基本的な考え方でございます。 一般廃棄物の収集及び処理については、地方自治法第2条の規定により、また廃棄物の処理及び清掃に関する法律に従い、行っているところでございます。 大気・河川・海及び工場排水については、国の環境基準の監視をするため、毎年、行橋市独自で行っているところでございます。また、11年度については、旧今井焼却場跡地のダイオキシン類調査を行ったところでございます。 次に、今後の対応についてでございますが、生ごみ・資源ごみ等の分別収集については本年末までに一般廃棄物処理基本計画を作成し、この中で対応してまいります。 ダイオキシン類等を含め、環境上、特に問題が発生した場合は、直ちに対応出来るように、全庁的な取り組みを行ってまいります。 次に、給食センターで出る生ごみを、試験的にコンポスター等で堆肥を作ってはどうかというご意見でございます。生ごみを堆肥化するということについては、先程、稲葉議員からもご質問がございました。特に、給食センターで出る生ごみの処理方法については、今後、私どもも担当部署と協議をし、いい方向に進むようにもっていきたいと思います。次に、2点目に市民サービスの向上と、責任体制についてでございます。このことについては、非常に熱のこもったご意見を頂きました。本当にありがとうございました。第3次行政改革大綱実施計画の中においても、窓口等における対応の改善を掲げて、対応していくこととしておりまして、このことを第1に考えたいと思っております。また、挨拶は、人として基本的な部分であると、私自身も思っており、この部分が職場において、不十分であると思って、機会ある毎に注意をいたしておるところであります。今後とも、積極的に指導してまいりたいと思っております。 また、まず部課長が率先して来客者に応対する姿勢を示すことを徹底させていきたいと思っております。そして、窓口サービス向上委員会の設置を、7月中に予定をいたしておるところでございます。基本的には、各所管の長が責任者であります。但し、事件等が発生したときは、所管の部課等で対応し、解決が困難な場合は助役、市長に報告し、各部との調整及び協議などで、組織的に取り組んでおります。今後とも、全職員が職務に対して緊張感をもって行政運営にあたるように、指導してまいりたいと思っております。 以上で答弁を終わります。 ○議長(亀田國夫君)  進議員。 ◆7番(進弘旨郎君)  質問については、もう私はありません。ごみの問題は計画案を作って頂くということですから、それを拝見をした上で考えていきたいと思います。 窓口サービスについては、今申されたような方向で部課長から徹底して頂きたいと思います。私は要望として、2つお願いをいたします。 これは、私ども昨日から今日にかけて、そして、これまでの議事録を読ませて頂きました。そうしますと、どうしても答えが長くなって、趣旨がぼけてしまうんです。従って、これは法律的に出来るか出来ないか知りませんが、出来るだけ箇条書きで報告頂ければ、傍聴者の皆さんを含めて、分かりやすいと思います。すぐ出来るとは思いませんが、検討して次回から出来る範囲で、お願いをしたいと思います。 2つ目、これは私どもも、これから全力投球で勉強していきますが、答弁の中で、今日もずっとありましたが、検討します、検討しています、それから善処いたしますという、これは議会言葉だと思うんですがね。いつも尻がくくれてない状況です。従って、例えば今ごみの問題のように、今年の12月まで、悪くても今年度中には、計画書を作成をして皆さんのお手元に届けますというふうに答えて頂ければ、本当にありがたいわけですね。そうしますと、こっちは気をきかせて11月頃行って、中間的なのをくれと言うてもろうて、もし自分が入れて欲しいことがあれば、これはどうか、あれはどうかという話になると、もう少し前に進むんじゃないかと思います。従って、尻くくりがきちっと出来るように、よろしくお願いいたします。 以上をもって終わります。ありがとうございました。 △日程第2 議案に対する質疑、議案の委員会負託 ○議長(亀田國夫君)  以上で一般事務に関する質問を終わります。 日程第2 議案に対する質疑、議案の委員会付託を行います。 今定例会に上程された市長提出にかかる議案13件を一括上程し、議題といたします。 これより議案に対する質疑を行います。 はじめに、報告第3号についてご質疑ございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、報告第4号についてご質疑ございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、報告第5号についてご質疑ございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、報告第6号についてご質疑ございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、議案第63号についてご質疑ございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、議案第64号についてご質疑ございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、議案第65号についてご質疑ございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、議案第66号についてご質疑ございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、議案第67号についてご質疑ございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、議案第68号についてご質疑ございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、議案第69号についてご質疑ございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、議案第70号についてご質疑ございませんか。豊瀬議員。 ◆20番(豊瀬尉君)  70号、契約案件でございますけども、契約の方法が随意契約になっておりますけど、この説明をお願いします。 ○議長(亀田國夫君)  助役。 ◎助役(八並康一君)  議案第70号の音無苑施設整備工事契約の締結について、ご質問がございましたので、お答えいたします。この随意契約の理由でございます。 行橋市のし尿処理施設音無苑は、昭和60年12月に竣工いたしました。昭和61年1月から稼働いたしております。稼働開始後、10年を経過いたしまして、施設全般に老朽化が見られたために、平成9年度に大型機器の更新を中心とした、施設整備工事を行っております。その後、平成9年度の整備対象外の設備・装置につきまして、経過的な経年的な損傷が生じてきたことから、今回、これらの整備を行い、処理能力の回復や施設の延命化、円滑な運営管理を図るものでございます。 今回の施設整備工事の発注方式は、設計施工等いたしますが、実施設計段階において、既設との合理的配置、将来の補習時の互換性、運転管理の安定性、安全性を考慮いたしまして、処理工程の効率化に努めるとともに、経費の削減を十分考慮した設計が必要と考えております。また、工事期間中におきましても、し尿等の搬入を行うため、受入・貯留工程などの計装設備について支障がないよう、十分に配慮するとともに、緊急時に即座に対応出来る体制を整えることが、必要不可欠でございます。 また、本工事の予定工期が、7月中旬から平成13年3月下旬となっております。工期期間内に実施設計、工事及び試運転を行わなくてはならず、工事施行計画は、無駄のないよう合理的なものとしなくてはなりません。従って、今回の施設整備工事については現有施設に精通した知識を有しまして、かつ緊急時に迅速に対応出来る業者を選定することが望ましいと、市として判断しているところでございます。 これらのことを慎重かつ総合的に勘案した場合、当初の設計・施工業者であり、また平成9年度に基幹的施設整備工事を受注し、現在、その系列会社が保守点検業務を行っております、三菱重工業株式会社九州支社が最適であると判断をしまして、地方自治法第167条の2第1項第2号の規定により、随意契約で契約を行い、早期に事業を推進してまいりたいと考えておりますので、今回、随意契約のご提案になったところでございます。 ご審議方をよろしくお願い申し上げます。以上でございます。 ○議長(亀田國夫君)  他にございませんか。德永議員。 ◆23番(德永克子君)  随契の考え方というのも、理解は出来るんですけれども、ある面からいきますと、質問ですけど、当初これをやったことについて、かなりの年月が経っているというのは事実ですけれども、もし他だったら、こういうことにならなかったんじゃないかなという場合もあるかどうか。この場合については、どういう所の工事になってくるのか。そういう点をもう少し明らかにして頂きたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  市民部長。 ◎市民部長(向井啓司君)  今回の工事について、受水槽、受入槽が4槽予定をしております。それから、オゾン発生装置、浄化装置につきましては、これが崩れますと、ばっしょくが出来なくて、そういう状態になります。 それから受入槽につきましては、し尿等を貯留することによって、硫化水素が発生いたします。この硫化水素が、より以上に発生しますと、水滴になってきまして、これが水滴になったときには硫酸に変わるわけです。従って、硫酸がコンクリートを腐食していく。その中にある鉄筋をさらに腐食していくということで、非常に受入槽が崩壊状態になってくる。これは早急にやらなくちゃならないという中で、今回、管理運転を行っている関係企業の三菱重工に、よりそれが能力的に強いという考え方の中で、随契をしたところであります。ただし、この随契をするにあたりましては、こういう工事をする5社ほど、入札見積もりを頂いてところでありますが、その中での三菱重工が格安であるということで、三菱重工と契約をした次第であります。 ○議長(亀田國夫君)  德永議員。 ◆23番(德永克子君)  今の関連業者も入っているとか、当初のことがあるということでいきますと、より厳しい管理・監督を求めていかなければいけないと思うんですよ。普通よりもより厳しくしないといけないと思いますので、その保障の関係なども含めて、契約書の写しも是非出して頂きたいと思いますし、そこの部分はどういうふうな所をどれぐらい、そういうものについてのものをもっているのか、方針として、市の方がどういう形で、それを、より厳密なそして効率のいい工事が出来るためのものを、どのようなもので、それを保障しようとしているのか、考え方を知らせて頂きたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  市民部長。 ◎市民部長(向井啓司君)  設計仕様書につきましては、日環センターにお願いしたところでございます。従って、日環センターと協議の上で、検査をしていくということで、これは補助事業等には、特に、日環センターの意見というものが重要視されるところであります。 従って、今回も日環センターに設計仕様をお願いしたということでございます。それから、行橋市の建設管理課の技術員とあわせて、検査をしていく考えでございます。 ○議長(亀田國夫君)  他にございませんか。               (「なし」の声あり) 次に、議案第71号について、ご質疑ありませんか。丸塚議員。 ◆8番(丸塚芳彦君)  土地の取得ですが、特に泉校区の体育施設ということで、そういう資料が出ておりますが、場所も私は記憶がございます。元、あれは行橋市立泉中学の敷地ではなかったかと、このように思っています。そのものが、あの会社に買い取られて、また買い戻すという結果が出ておるわけでありますが、買い取って、地域住民のために使われるということにおいては、私も反対はいたしませんが、このことが、そのまま使われるのであるのか。 また、これに対して付帯設備を今後やっていこうとするのか、それに対して、どれだけの予算を注ぎ込もうとするのか。その面をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(亀田國夫君)  教育部長。 ◎教育部長(福田宏光君)  只今のお尋ねの件でございますが、使用につきましては、校区だけの使用に限らず、不特定多数の方々にご利用頂くということを、まず考えております。 それから、予算関係でございますけども、面的整備、それから造成を含めて、いろいろな整備がございまして、14年までの計画をいたしておりますので、後で図面等、含めてお手元にご案内させて頂きたいと思います。現在、必要経費として地積の購入だけで、約2億1363万7300円の必要額を要するということであります。後、図面でご案内します。 ○議長(亀田國夫君)  丸塚議員。 ◆8番(丸塚芳彦君)  只今のご説明で理解出来ますが、平成14年度までに整備し使われるようにするということでございますが、先の67号の件でも出されておりましたように、10年経過したら建替えなきゃならないということのようでございます。やはり10年で経過するものしかないのか。20年使えるものがあったんではないかと。1つの例でございますけども、今後、その14年にかけて使われる工事をするとするならば、工事は終わったが、現状でも私どもよく見受けるわけですが、道路の布設をしました。アスファルトを終わりました。その後に、すぐ次の工事にかかっとるというような、税金の無駄遣いをしないような、しっかりした設計と工事で、市民の皆さんが喜んで使えるようなものにして頂きたいことを要望しておきます。 ○議長(亀田國夫君)  他にございませんか。               (「なし」の声あり) 以上で議案に対する質疑を終わります。 これより議案の委員会付託を行います。 只今議題となっております報告第3号並びに議案第63号から議案第71号まで、計10件の委員会付託につきましては、お手元に配布いたしております別紙付託事案一覧表のとおり、所管委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」の声あり)ご異議ないものと認めます。よってさよう決定いたしました。 以上で本日の日程は終了いたしました。本日の会議はこれをもって散会いたします。               散会 14時51分            平成12年6月第2回行橋市議会定例会              付託事案一覧表( 議 案 )                          (平成12年6月20日)┌───┬─────────────────────────────────────┐│付託先│       付     託     事     案           │├───┼──────┬──────────────────────────────┤│総 務│議案第64号│行橋市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正す││委員会│      │る条例の制定について                    ││   │議案第65号│行橋市証人等に対する実費弁償に関する条例の一部を改正する条例││   │      │の制定について                       │├───┼──────┼──────────────────────────────┤│文 教│議案第61号│行橋市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について    ││厚 生│議案第68号│土地の取得について                     ││委員会│      │                              │├───┼──────┼──────────────────────────────┤│建 設│議案第60号│行橋市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改││水 道│      │正する条例の制定について                  ││委員会│議案第62号│行橋市消防団条例の一部を改正する条例の制定について     ││   │議案第66号│西宮市汚水中継ポンプ場電気設備工事請負契約の締結について  │├───┼──────┼──────────────────────────────┤│経 済│報告第 3号│平成12年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算の専決処分の報││環 境│      │告について                         ││委員会│議案第63号│行橋市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条││   │      │例の一部を改正する条例の制定について            ││   │議案第67号│行橋市し尿処理施設「音無苑」施設整備工事請負契約の締結につい││   │      │て                             │└───┴──────┴──────────────────────────────┘...